京都大好きトーク!門川市長とゲストの“きょうかん対談”

第一回「ひと」 「ひと」を育て、まちを元気にする
門川大作京都市長 × 新選組リアン(森公平さん・関義哉さん・榊原徹士さん・國定拓弥さん・山口純さん)
門川京都市長・新撰組リアン 集合写真
門川京都市長・新撰組リアン 集合写真
この日、対談会場に京都学生祭典の実行委員が訪問し、新選組リアンを励ました。
<プロフィール>
新選組リアン/テレビ番組で島田紳助が立案し、関西在住の学生 で結成された5人組。京都の観光人気を高める めにPR活動を行う。「リアン」はフランス語で「絆」の意味。

「学生さん」との"共汗"のまちづくり
森公平さん門川市長 今回は、「新選組リアン」のメンバーとお話するということで、とても楽しみです。「リアン」は、京都市特別観光大使である島田紳助さんの「京都をもっとアピールしたい!」との提案で、テレビ番組の企画と大学のまち京都が誇る学生祭典実行委員会とが連携を図りつつ誕生しました。昨日、妻に君たちのことを説明しようとしたら、妻の方がよく知ってましたよ(笑)。
 僕たちは『1分間で人生が変わる深イイ話』という番組から生まれました。現代の新撰組としてまちの美化とか観光の活性化とか、京都のPRのためにお役に立ちます、というのが結成の目的です。
門川市長 すでに大変な人気で学生祭典の全国発信にも貢献していただいています。「京都学生祭典」では、「学生のまち・京都」の魅力を多くの人に伝えたいと、京都に学ぶ学生の皆さんが熱い想いを結集し、年間を通じて様々な事業を開催してくれています。7回目の今年も10月10・11日の本祭に22万7千人もの方が来場され、笑顔と感動を共有しました。リアンの皆さんも出演してくれて、大いに盛り上がりましたね。
山口純さん山口 僕は兵庫県出身なんですが、高校時代から絶対に大学は京都と決めていました。ぜひ勉強したい大学が京都にあったことも理由ですが、小さい頃から遊びに来ていて、落ち着いた町並みや雰囲気をいいなと感じていました。まさに日本文化の発信基地だっていう感じにすごく惹かれたんです。
門川市長 京都では大抵の人が、学生を「学生さん」と呼びます。そこには尊敬と親しみの混じったあったかい響きがあるんですよね。それは、京都は全国陏一の「大学・学生のまち」だという誇りと魅力を、みんなが共有しているからだと思います。このまちで育った人材が新たなまちの力となって、京都の一層の活力を創造してくれています。京都のまちでは「京都」+「学生さん」じゃなくて「京都」×「学生さん」なんですね。その力は計り知れないまちづくりのパワーです。
山口 そう聞くとぼくらも一層がんばらなきゃと意欲が高まります。
門川市長 新撰組の旗印の「誠」という字は、誠実の誠ですが、それは心だけの問題ではなく「言うを成す」、つまり言ったことを実行することが大事なんです。がんばってください。

世界の人が「京都があってよかった」と思えるように
関義哉さん 僕は高校まで京都にいて、滋賀県の大学に行って改めて京都の素晴らしさを知りました。友だちからも「メチャ、ええやん」とうらやましがられますし、京都に帰ったら、何でこんなに心が和むんやろとかすごく実感します。
門川市長 「和み」は京都ならではの魅力ですね。年間、5000万人もの観光客の皆様に京都にきていただけるのは「日本に京都があってよかった」という安心感や懐かしさ、日本文化の神髄を感じることができるからだと思います。
榊原 僕は6歳から9歳までアメリカにいて、さらにちゃんと英語を勉強したいと思ってました。そして受験する大学を迷っていた時、祖母が「京都に行けば?」と言ってくれました。「自国の文化を学ばないと、いくら英語を勉強してもきちんとした言葉を習得することはできないのよ」って。京都なら本物の日本の文化も身近に学べると言うのです。
門川市長 おばあちゃんはいいこと言うてくれはりましたね。ところで、英語を勉強されているとのことですが、「DO YOU KYOTO?」っていう言葉、知ってますか?
榊原徹士さん榊原 すみません、勉強不足で。
門川市長 ぜひ覚えてください。京都が、世界の地球温暖化対策の基軸となった「京都議定書」誕生の地であることから、今、世界で「環境にいいことしてますか?」という意味で使われ始めているんです。「京都」が環境を象徴する単語になっている。先日、フランスで環境問題に取り組む農業高校ができ、その校名も「KYOTO」と命名されました。
全員 すごいことですね。
門川市長 古くから京都の文化は自然との共生の中で磨かれてきたんです。物をあふれさせ、使い捨て、自然を損なってきた文明の潮流に対し、京都は徹底的に物を大切にし、「大きく使って小さくたたむ」ようなエコの文化を育んできました。着物や風呂敷、掛け軸、扇子などがそうですね。祇園祭の鉾も釘が1本も使われておらず、祭りが終われば小さくしまってご町内で大切に受け継がれています。先頃、その祇園祭がユネスコの「無形文化遺産」に登録されました。文化と伝統に彩られた祇園祭が、改めて世界の宝として認められたと喜んでいます。

キモノや暮らしにこめられた「京のエコライフ」を発信!
國定拓弥さん國定 僕らが今着てる衣装ですけど、西陣織や塩瀬という絹織物を友禅染で染め、5色の竜が刺繍された、すごい技のコラボなんですね。着物って新鮮で、カッコイイと思います。
 僕たちは、着物をもっと流行らせたいと思っているんです。僕らが着物のムーブメントを作っていけたらと。
門川市長 心強いですね!私はいつも着物で過ごしていますが、着物は夏涼しくて冬温かい。古くなったら染め直したり、仕立て直したりして何世代にもわたって着られる。お座布団などにつくりかえることもできる。着物は、地球環境にもいいんです。
 何世代にもわたって着物が受け継がれていけば、思い出もつながっていくようでうれしいですね。家の歴史にもなる。
榊原 そうすれば、ものを大切にする心も受け継がれていく。着物は、単に「着る物」ではなくて、"心"も伝えていくんですね。
門川市長 今、東京で新しい着物ショップの開店を計画しているんです。若い人がもっと気軽に着物を着られるように色んな工夫をしたり、いいものを適正な価格で販売しようと。来春、東京ガールズコレクションにも、初めて京都の着物を出展します。これから「パーティーやコンサートには着物で出かけてください」というキャンペーンなんかもしていきたいですね。

あなたにとって「京都とは?」
門川大作京都市長門川市長 最後に皆さんにとって「京都とは?」と、今後の抱負や夢を聞かせてください。
 僕にとって京都は特別な「心のふるさと」です。そんな京都のまちやひとを元気にするために、これからもっともっと活躍して、京都をPRしていきたいです。そして一人一人が個性を発揮して、いろんな方向に進めるようにもなりたいです。
 京都とはまさに「和」、日本文化の象徴ですね。夢は毎年、紅白に出れるようになることです。また今日、門川市長のお話をお聞きして、環境先進都市・京都をダイナミックにアピールしていきたいと思いました。
國定 僕にとって京都はとにかく「落ち着く場所」です。今後は僕も、着物も含めて「京都は暮らしそのものが、エコなんだ」と発信したい。
山口 京都は「僕の人生を変えたまち」。本当に大切なまちです。今後は着物のファッションショーなどをどんどんやって京都や着物をPRしたいですね。
榊原 僕にとって京都は「古都」。それも「古(いにしえ)の都」じゃなく「古からずっと都であり続けているまち」という気がします。外国からの観光客も多いですが、日本人こそもっと京都を知るべきだと思います。そのきっかけをつくっていきたいですね。
門川市長 まさにそれぞれ「1分間の深イイ話」でしたね。京都は文化芸術都市として世界の平和と人々の幸せを考え、行動していくまちです。また、環境先進都市としてこれからのライフスタイルのモデルを示せるまちです。そんな京都の知恵と力、魅力を世界に発信するため、私も全力でがんばります。皆さんも初心を忘れず、大好きな京都のために大いにがんばってください!



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