京 都 新 聞 2006年(平成18年) 5月 10日 水曜日

 幼保一元化計画 理解求める
 綾部市、 母親らと懇談会

「幼保一元化」について市職員と論議する母親(綾部市里町・市中央公民館)
 幼稚園と保育所の統合による幼児園化を進める綾部市は九日、幼稚園の存続を望む母親との懇談会を里町の中央公民館で開いた。

 懇談会では、市が「保育時間の短い幼稚園に子供を預けられない家庭が多く、幼児園化は市民のニーズ」「職員研修の機会を増やし質を向上させたい」と述べたのに対し、出席した約十五人の母親からは「きめ細かい指導、親の協力態勢といった幼稚園の良さや、親の選択肢がなくなる」「現状の少人数教育のどこが悪いのか」といった意見が出た。

 幼児園化は国のレベルでも、少子化や共働き世帯の増加に伴い、幼稚園の定員割れや保育所での待機児童増加といった現状をふまえて進められている。綾部市は、府内初となる幼保一元化施設「中筋幼児園」(大島町)を一昨年に、二例目となる「綾東幼児園」(十倉名畑町)を今年四月に開設。二〇一〇年までに、八田、豊里地区にも幼児園を計画している。