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2010年2月10日(水)
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磁気嵐起こす太陽活動を特定
京大など、宇宙天気予報の実現も
写真
コロナホール(写真の黒い部分、右上の線が太陽直径の10分の1の約14万キロに相当)の中に現れたアネモネ型活動領域=太陽探査機SOHO(ESA・NASA)の極紫外望遠鏡による観測

 強力なプラズマを噴出し地球に巨大な磁気嵐を引き起こした太陽表面の活動領域を、京都大理学研究科付属天文台の柴田一成教授、浅井歩国立天文台助教らのグループが突き止めた。「おとなしい」と思われていた領域の活動で、磁気嵐を事前に知る「宇宙天気予報」実現に近づく成果という。米学会誌「ジャーナル・オブ・ジオフィジカル・リサーチ」電子版で21日に発表する。

 2005年8月22日に発生した激しい太陽フレア(太陽表面爆発)と2日後の24日に地球で起こった巨大磁気嵐について、京大飛騨天文台(岐阜県高山市)や人工衛星などがとらえたデータを解析した。

 磁気ループがイソギンチャクのように放射状に出ている「アネモネ型活動領域」から、ガスが電離したエネルギーの高いプラズマが2度にわたって大量に噴出したことを確認。二つが合体して強力で複雑な衝撃波となり、高速で地球磁気圏に衝突して磁気嵐を引き起こしたとみられる。

 磁気嵐は、人工衛星や通信機器の障害、船外活動する宇宙飛行士の被爆の原因となる。強力な嵐は地上で停電も引き起こすため、事前予測に向けた研究が進んでいる。

 アネモネ型活動領域は、太陽表面の周辺よりも温度が低い「コロナホール」の中に現れる。浅井助教は「おとなしいと考えられていたコロナホールにある活動領域が、磁気嵐の原因の一つだった。活動が起こるメカニズムを解明し予報につなげたい」と話している。
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