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| ベンチで昼寝する猫。「駅長ネコ」になる気はさらさらなさそうだ(舞鶴市・JR松尾寺駅) |
京都府舞鶴市のJR松尾寺駅で、住み着いた野良猫が地元住民や駅の利用者から愛されている。猫嫌いの人を転向させるなど小さな奇跡を起こし、「駅長ネコに」との期待の声も上がる。当の猫は愛嬌(あいきょう)を振りまくこともなく、今日も待合室のベンチで心地よさそうに昼寝をしている。
「ミーちゃん」「ミャーちゃん」などと呼ばれているが、決まった名前はない。子猫だった4年ほど前にやせ細って駅に現れたという。
駅前の屋根付き駐輪場には、発泡スチロールに穴を開けた「家」やキャットフードが置かれている。えさを与えていた近所の女性によると、駅を利用した福井県の男性が、20年間連れ添った亡き愛猫の面影を感じて、えさを届け続けているのだという。
この女性も「子猫でも怖かったのに、この子のおかげで猫好きになった」と世話に通う一人だ。いつも駅にいるため、地元では「駅長ネコとして街の活性化に一役買ってもらおう」との案も出ているという。
ただ、猫は気が向くと駅周辺を散歩する程度で、待合室のベンチで寝るのがお気に入りの「のんびり屋」。自分から人に近づくことも少ない。無愛想ながらも、安心したように無防備な寝姿が見る人の気持ちをなごませている。
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