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2010年2月10日(水)
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列車待ち、マジカルにおもてなし
嵯峨野観光鉄道
写真
お客さんの前で練習した手品を披露する長谷川社長(京都市右京区・トロッコ嵯峨駅隣のホール)

 トロッコ列車を待つ乗客を楽しませようと、嵯峨野観光鉄道(京都市右京区)の社長や運転士ら約10人が手品の同好会をつくり、トロッコ嵯峨駅隣のホールで披露している。素朴な手品が中心だが、全員が初心者から腕をみがき、ネタの数は100以上という人もいる。最近はトロッコの予約とともに手品の依頼が入るようになった。

 長谷川一彦社長(63)が、5年ほど前に待ち時間のもてなしとして考えたのが始まりだった。当初はプロを呼び、全社員が講義を受けていたが、約1年前から希望者が参加する自主勉強に変わった。

 仕事後の月2回ほどの練習を引っ張るのは総務課物販・飲食グループ統括店長の上田敏幸さん(58)。「試しにお客さんに見てもらったら喜んでくれて。そうなるともう、自主的にしたくなった」。自宅で新しいネタを練習するのに熱心で、指導役となっている。

 同好会のメンバーが月に数回、披露しているのは、連なった輪を瞬時にばらけさせたり、切れたひもを元通りにつなげるなどの手品。仕事の疲れも忘れて練習に没頭している。山本一男鉄道部次長(63)は「不器用なのでなかなかネタが増えない。でも上達したい」と話す。

 嵯峨野観光鉄道は鉄道オリジナルの手品用トランプを作った。長谷川社長は「今はまだ素人くさく、失敗してもお客さんが許してくれる。そういう親近感は大切だが、いつかは本当にびっくりさせる手品を見せたい」と夢を抱いている。
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