地震予測 児童もデータ収集協力
京大防災研、京丹波の小学校に観測点
近畿中北部で起こりうる大地震の予測を目指し、京都大防災研究所(宇治市)が8日、京都府京丹波町下山の下山小に地震計を設置、児童とともにデータ収集に乗り出した。予測の精度を高めるには、外部の協力を得た観測網の充実が不可欠だ。同小は同研究所が全国で初めて地域と連携する観測点となり、同日、児童が観測を始めた。
同研究所は昨年10月、近畿地方を中心に多数の地震計を設置し、地殻構造を解明する「満点計画」をスタート。人体に感じない微弱な地震波を観測することで、大地震の原因となる地殻のひずみを調べ、発生予測の精度を高める。
これまでに全国92カ所に地震計を設置したが、正確な観測のためには近畿だけで約千カ所の観測点が必要で、同研究所だけではデータ収集が困難という。このため、9月に同研究所が防災授業をした縁で、同小が協力することになった。
観測は高学年児童が担当し、2カ月ごとに地震波のデータを同研究所へ送る。研究所は別の観測点のデータと総合し、地殻の分析に当たる。
8日は授業で高学年児童32人が、研究の中心となる飯尾能久・同研究所地震予知研究センター教授らと校舎裏に地震計を設置した。5年、村山未来さん(11)=同町下山=は「予知は難しいかもしれないけど、みんなを守るために一生懸命データを集めたい」と意欲を見せた。
飯尾教授は「子どもたちに防災への関心を持ってほしい。将来は、観測網拡大のために自主防災組織などと協力できれば」と話している。
【 2009年12月09日 09時28分35秒 】







































