大西さん(宇治)に会長奨励賞
発明家協会、整形保護当てまくら
京都府宇治市宇治の美容師、大西千代恵さん(72)が発明した「整形保護当てまくら」が、東京都内で先ごろあった「なるほど展」(婦人発明家協会主催)で発明協会会長奨励賞に輝いた。背中の痛みを和らげたり、床ずれ防止などに効果があるユニークな作品で、大西さんは「多くの人の役に立てば」と話す。
まくらは、溝が2本設けられているのが特徴で、背中に当てると肩甲骨が溝に収まる。背中を下に寝た場合、背筋が伸びて背中や腰の痛みが和らぐ。大西さんは「無理せず、自分の体重で鈍痛を緩和することができる」と説明する。高齢で脊椎(せきずい)が曲がる際の整形にも役立つ、という。
まくらには調節ひもが付いており、骨折個所に当てることでギプスのように使うこともできる。通気性が良く、負担が軽くなる。中にそば殻や樹脂が入っているため長期療養者の床ずれ防止や車いす利用者のクッションにもなるという。
大西さんは母親の介護をきっかけに発明を始めた。力がなくても要介護者の移動を可能にする「介助保護帯」は1999年、同展で科学技術庁長官発明奨励賞を受賞した。
今回のまくらは、介護用品の展示会で来場者から「背中が痛いので背当てを作って」と相談されたのを機に考案した。医師たちの助言を受けながら試作を重ね、約4年かけて完成させた。
大西さんは「介護を受ける人や患者に合わせ、体に負担のかからない品を作ることが大切。これからも発明を続けたい」と話している。
【 2010年02月25日 12時12分 】







































