6日、京都市伏見区の伏見桃山城運動公園野球場で学童とジュニア両部の決勝を行った。学童の部は池田ファイターズが3−2で岡屋スポーツ少年団に競り勝って初優勝。ジュニアの部は柊野ブラックジャガーが延長タイブレークの末に3−2で久御山バッファローズCを破り、初の栄冠をつかんだ。学童の優勝、準優勝チームは9月に大阪で行われる近畿少年軟式野球大会に、ジュニアの1、2位は10月に奈良で開催される近畿学童軟式野球4年生大会にそれぞれ出場する。
1点差、競り勝つ
池田ファイターズのリードは1点。先発の三宅琥陽(こすも)投手は、最終七回もマウンドに上がると連投の疲れも見せず、3者連続三振で試合を締めた。左腕は「ストライクを投げることを意識した。100点の出来」。初優勝が決まった瞬間、左拳を握りしめ、マウンドに集まってきた仲間と喜びを分かち合った。
序盤に3点のリードを奪った。中盤に長打を浴びて2点返されたが、永谷龍雅捕手が「この大会で一番よかった」と語ったように三宅投手は抜群の制球で要所を押さえた。永谷捕手も盗塁を何度も防ぎ、2打点を挙げてエースをもり立てた。
佐土金男監督は「接戦で力が出せた。一丸となってピッチャーをカバーできた」と言う。今大会は準決勝も1点差で競り勝つなど、試合を重ねるごとに成長を続け、京都の頂点に立った。主将の三宅投手は「近畿大会でも普段通りの野球で優勝を狙う」と見据えた。
岡屋スポ少・橋野嵐翔主将「全力は出せたので後悔はない。みんながしっかり打って守れた。決勝まで勝ち上がれたのはびっくり。近畿大会ではエラーを無くしたい」