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「顔見世」で岡崎地域盛り上げ 芝翫さんお練りや図書館展示

 京都の師走を彩る歌舞伎の「顔見世興行」が、南座(京都市東山区)の耐震工事のため今年はロームシアター京都(左京区)で開かれるのを受けて、岡崎地区一帯の施設が連携して顔見世を盛り上げる機運が出てきた。みやこめっせ内で京の伝統工芸を発信する「京都伝統産業ふれあい館」は、歌舞伎にちなむ工芸を紹介する「歌舞伎のモノコト展」を開く。府立図書館も関連書籍を展示紹介する。

 今年の顔見世は12月1~18日。八代目中村芝翫(しかん)さんと子息の3兄弟が親子同時襲名を披露し、坂田藤十郎さんや片岡仁左衛門さんら人気役者が顔をそろえる。

 「歌舞伎のモノコト展」(11月17日~12月18日、入場無料)は、歌舞伎と伝統工芸のつながりを知ってもらおうと松竹とふれあい館が企画。芝翫さんが各地の襲名披露で演じた「熊谷陣屋」「連獅子(れんじし)」などの衣装、本来なら南座前に飾られている大提灯(ちょうちん)などを展示。同提灯を作る小嶋商店(東山区)による「ミニ提灯づくり体験」(12月3日)、「仮名手本忠臣蔵」でお軽が持つうちわを作る小丸屋(左京区)による「京丸うちわ制作体験」(同5日)など有料ワークショップも開く。

 同館の吉沢寿陽・総合プロデューサー(41)は「顔見世には京都以外からも多くの歌舞伎ファンが訪れる。京の伝統工芸を発信する絶好の機会」と期待する。

 府立図書館では、南座や顔見世関連の所蔵書籍を顔見世期間中に展示する予定。江戸時代からの歴史をたどり、日本画家の堂本印象が装丁を担当した1929(昭和4)年刊「南座」など、貴重な本をそろえる。

 平安神宮では11月5日午後3時半から芝翫さんらが参列して顔見世の成功祈願祭を営む。当日は同1時から八坂神社でも祈願祭をした後、人力車を連ねて平安神宮までお練り。岡崎公園の特設舞台で同2時半から芝翫さんらがあいさつする。観覧無料。詳細は南座075(561)1155。

 また、ロームシアター近辺には飲食店が少ないため顔見世期間中、京都の和洋中の名店が幕間弁当を特別提供する「弁当顔見世」も企画。市交通局は終演時間に合わせてJR京都駅までの市バスを増発するなど、関係機関も準備を進めている。

【 2017年11月01日 17時05分 】

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