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農業ベンチャー直営八百屋 安全重視、京都で広がり

旬の野菜や果物、こだわりの加工品を取り扱う坂ノ途中の八百屋(京都市中京区)
旬の野菜や果物、こだわりの加工品を取り扱う坂ノ途中の八百屋(京都市中京区)

 農業ベンチャーが八百屋を運営し、直売に乗り出す動きが京都市内で広がっている。環境に配慮した農法で育てた野菜や、安全面などにこだわった加工品などを直接消費者に売り込む狙いがある。価格はやや高めだが、品質を重視する消費者から支持を受けている。

 有機農業に取り組む坂ノ途中(京都市南区)が展開する八百屋「soil」の3号店が中京区にこのほどオープンした。南区、東京に続く3店舗目で、関西の契約農家が農薬や化学肥料を使わずに栽培した野菜や果物を中心に販売している。

 加工品の品ぞろえも豊富で、あらいぶきっちん(京都府長岡京市)の豆腐やうね乃(南区)のだしなどの地元製品も仕入れている。

 坂ノ途中の小野邦彦社長は「買い物をする際の物差しの一つに『環境への影響』を加えてほしい。地域の人たちがわれわれのコンセプトを伝える場にしたい」と意気込む。

 複合商業ビル「KYOCA」(下京区)で八百屋「マイファーマー」を経営しているマイファーム(同)は、事業収益を生かして耕作放棄地の再生を目指す。昨年小売りに本格参入し、東京と名古屋に相次ぎ出店した。地域の人たちや若い人たちの常連客も増えてきたという。

 自社で運営する農業学校の卒業生が耕作放棄地で育てた野菜やコメを扱うことで、将来を担う新規就農者の販路開拓を支援する狙いがある。今後はスーパーの一角にも売り場を設け、流通量をさらに増やす戦略を描く。

【 2015年12月04日 08時50分 】

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