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幻の舞鶴かぶ復活 京都の伝統野菜「想像以上の甘み」

上の皮が赤紫色になる「舞鶴かぶ」
上の皮が赤紫色になる「舞鶴かぶ」

 京都府舞鶴原産で生産が途絶えていた「舞鶴かぶ」の復活を目指し、市内の農家が栽培に取り組み、今冬に収穫した。京都の伝統野菜のカブやダイコンの中で唯一、上部の皮が赤紫に色づく品種で、試食した関係者らは「甘みがあり、食感も楽しめる」と生産への期待を高めた。

 京都府農林センター(亀岡市)によると、舞鶴かぶは舞鶴市喜多で栽培されていたが、1980年代に生産が途絶え、「幻のカブ」とされていた。

 舞鶴の伝統野菜「佐波賀だいこん」の復活を中心になって進めた農園代表の佐藤正之さん(52)=同市佐波賀=が、品種の系統維持を続けてきた同センターから譲り受けた種子を昨年9月にまいて栽培。「順調に成長してくれた」(佐藤さん)といい、重さ約1キロ前後で直径約15センチの舞鶴かぶ約400本が収穫できた。

 センターの城田浩治・主任研究員は「センターで生育したものより、色が良く、大きさと形もそろっている。舞鶴に里帰りできた」と評価する。

 市がこのほど、同市瀬崎の農業公園「舞鶴ふるるファーム」で試食会を開催。やや硬めで糖度は高く、ポタージュスープや炒め物、ポン酢あえなど和食、洋食、中華料理など多様な調理ができるという。同ファームの長谷部幸二料理長(57)は「生でも加熱しても食べやすい。想像以上に甘みがあり、食感も楽しめる」と話す。

 佐藤さんは「仲間にも声をかけて栽培を増やし、PRにも力を入れていきたい」と意気込む。

【 2016年02月16日 11時15分 】

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