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光通す陶器、新たな信楽焼に 滋賀・甲賀、照明具など展示

「信楽透土」を使ってつくられたLED照明「サグラダ」(甲賀市信楽町・県立陶芸の森)
「信楽透土」を使ってつくられたLED照明「サグラダ」(甲賀市信楽町・県立陶芸の森)

 陶器でありながら透光性に富む「信楽透土」を信楽の新しい素材として発信しようと、滋賀県甲賀市の県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場などが企画した展覧会が、同市信楽町の県立陶芸の森陶芸館ギャラリーで開かれている。信楽透土を使ったLED照明具などが紹介され、土を通した優しい光が会場を照らし出している。

 信楽透土は信楽の土と、光ファイバーに使われる石英ガラスを混ぜ合わせてつくる。磁器と比べ約3倍の透光性を持つ一方、自由に形が作れるためコストは低い。信楽焼の生産が低迷する中、2007年に同試験場や専門家らが信楽陶製照明器具開発研究会をつくり、2年後に信楽透土を完成させた。10年には東京のギャラリーで初の発表会を開き、光るタヌキの置物や椅子を展示して好評を博した。より日常生活になじむ製品作りを進めている。

 展覧会は陶芸の森との主催で、「信楽透土がプロダクト製品になる…」と題し、照明文化研究会(横浜市)の落合勉会長(68)が総合プロデューサーを務めた。スペインの世界遺産「サグラダ・ファミリア」の形状をイメージしたLED照明や、さいころの形をしたキャンドルスタンドなど、試作した4種類計120点を展示している。

 同試験場は「クリスマスのイルミネーションやプレゼントに利用してもらえるよう、冬頃の商品化を目指す」としている。展覧会は23日まで(20日休館)。無料。問い合わせは陶芸の森TEL0748(83)0909。

【 2016年09月16日 11時10分 】

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