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謎を解いてゴール目指せ 京都発のゲーム施設、世界に広がる 

ナムコが複合カフェ内に開設した謎解きゲームの専用施設。室内に隠された暗号を解いてクリアを目指す(京都市中京区)
ナムコが複合カフェ内に開設した謎解きゲームの専用施設。室内に隠された暗号を解いてクリアを目指す(京都市中京区)

 暗号を解読しながらゴールを目指す「謎解きゲーム」の専用施設が人気を集め、各地で開業が相次いでいる。京都で創業した専用施設の運営会社は国内のみならず、海外にまで進出。別の会社も先ごろ、京都市内の複合カフェに施設をオープンした。シナリオを制作するビジネスも生まれており、今後も関連市場が拡大しそうだ。

 アミューズメント施設運営のナムコ(東京都)は10月下旬、謎解きゲームの専用施設「なぞともCafe」を、京都市中京区の複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間」京都新京極店の一角に開設した。

 部屋の中のスクリーンや壁面、宝箱に隠された暗号などから、クリアに必要な鍵の番号を推理する趣向。7種類のストーリーを用意している。1回1080円で制限時間は13分間。同社は「24時間営業のカフェ内に作るのは全国で初めて。学生らに楽しんでもらいたい」(社長室)とする。

 謎解きゲームはもともと、2008年に京都市で設立されたSCRAP(東京都)がフリーペーパーの一企画として京都で始めた。同社は現在、各地でオリジナル脚本やアニメとの連動企画などで「リアル脱出ゲーム」を開催。常設店舗も京都を含め国内18、海外6の計24カ所に展開している。

 同社は「脱出成功率は10%程度と難しいが、謎を解いた時の達成感が人気の要因。来場者を現在の主流である20~30代から家族連れにまで広げたい」(広報)と意気込む。

 謎解きゲームの普及に伴い、シナリオ制作の需要も増えている。京都大医学部の学生らでつくる謎解き企画制作団体「ハードナッツ」は昨年末から8作品を手掛け、京都の「なぞともCafe」の開設にも協力した。五百倉大輔代表(23)は「参加者が物語の登場人物になり、困難を解決できるのが魅力。さまざまな気づきを盛り込んだ作品を今後も作りたい」と話す。

 NPO法人国際ゲーム開発者協会日本(東京都)の推計では、謎解きイベントの国内市場規模は11年の1500万円から15年には300億円に成長した。同法人は「都市部のイベントは飽和気味で、国内市場は微増で推移しそうだ。新規参加者の獲得が大きな課題になる」と指摘。他方で海外では人気が高まっており、逆輸入企画が増える可能性もあるとしている。

【 2016年12月17日 13時00分 】

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