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ワコール、下着ネット販売強化 卸売不振で倍増図る

ワコールの公式通販サイト。同社は売上高に占めるインターネット販売の割合を2倍に高める方針だ
ワコールの公式通販サイト。同社は売上高に占めるインターネット販売の割合を2倍に高める方針だ

 下着大手ワコール(京都市南区)の安原弘展社長は3日、国内事業におけるインターネット販売の売上高比率を、小売りベースで2017年3月期の約2倍となる2割に引き上げる目標を示した。主力の卸売事業は量販店や百貨店の販売不振で低迷しており、インターネット販売と実店舗でのサービスを組み合わせる「オムニチャネル」に注力し、収益構造の転換を図る狙い。

 地方百貨店や量販店の閉店が相次ぐ中、売上高(小売りベース)の7割を占める卸事業は年々、縮小傾向にある。半面、インターネットを通じたEC(電子商取引)の販売割合は伸長している。

 同社は4月にオムニチャネル戦略推進部を発足させた。販売データなどの顧客情報を、量販店や百貨店など卸売の得意先店舗と連携して電子化し、市場調査や新たなサービスの開発に役立てる。

 安原社長は会見で「顧客の『どう買いたいか』に寄り添った販売方法を確立していく」と述べ、卸と小売事業の戦略見直しについて説明。「ワコール」と「ウイング」の主力2ブランドの商品展開数を全体で2割削減することや、直営店の出店は採算性をより重視するとして拡大戦略を見直す考えを示した。

 下着業界では近年、ネット販売が伸びている。下着のネット販売専業の白鳩は、業績を急速に拡大。紳士下着大手のグンゼも、中国への越境ECに注力している。実店舗の販売が苦戦する中、ワコールの事業戦略の見直しは、こうした傾向にさらに拍車をかけそうだ。

【 2017年08月03日 22時30分 】

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