出版案内
福祉事業団

「風神雷神」伝統織で 西陣呼称550年、京都で展示

7年がかりで織り上げた爪掻本綴織の風神雷神図+(京都市上京区・西陣織会館)
7年がかりで織り上げた爪掻本綴織の風神雷神図+(京都市上京区・西陣織会館)

 江戸初期の絵師俵屋宗達の描いた国宝「風神雷神図屏風(びょうぶ)」を伝統的な綴織(つづれおり)技法で再現した西陣織が、京都市上京区の西陣織会館で公開されている。伝統工芸士4人が7年間かけて織り上げた労作で、西陣の呼称発祥550年を記念し、12日まで展示する。

 西陣織の文化や技術を発信しようと、西陣織工業組合が2007年に制作を始め、14年に完成し、翌年お披露目した。今回は表装を施した上で再公開した。

 作品は、縦1・5メートル、横1・7メートルの綴織2枚からなる。純金糸を含めて400色以上の生糸を用い、くし形に削った爪先で横糸をかき寄せて織り込む「爪掻本綴(つめかきほんつづ)れ技法」で仕上げた。

 同技法は織物の神髄といわれ、1日5ミリ程度しか織れないという。制作者の1人である中尾友美さん(44)は「何色もの糸で髪を表現して表情を際立たせたり、雲の立体感をぼかしで出したりして、西陣織ならではの表現ができた」と話している。入場無料。

 また、同会館では7日まで、東京五輪に参加予定の21カ国の伝統や文化などをモチーフに、日本各地の産地が友禅や手織りなどで表現した着物と帯を展示。12日午後3時から開く「イマジン・ワンワールド きものショー」でも披露する。無料。申し込みは同会館075(451)9231へ。

【 2017年11月06日 23時49分 】

ニュース写真

  • 7年がかりで織り上げた爪掻本綴織の風神雷神図+(京都市上京区・西陣織会館)
京都新聞デジタル版のご案内

    地域の経済ニュース

    全国の経済ニュース

      政治・社会

      飲酒事故、沖縄米軍トップが謝罪
      対策不十分と翁長氏抗議

      20171120000112

       沖縄に駐留する米海兵隊員が那覇市で飲酒運転し死亡事故を起こした疑いで逮捕された事件で、..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      重量挙げの男女代表が練習公開
      リオ4位の糸数ら世界選手権に

      20171120000153

       28日に米アナハイムで開幕する重量挙げの世界選手権に臨む男女の日本代表選手が20日、東..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      紫式部文学賞、津村記久子さんに贈呈 京都・宇治

      20171120000028

       女性作家の優れた文学作品に贈る「第27回紫式部文学賞」(京都府宇治市主催)の贈呈式が1..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      博物学の変遷たどる70点 京都、学校歴博で教材展示

      20171120000082

       明治初期から昭和初期にかけて、学校における博物学教育の変遷を紹介した企画展「学校と博物..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      国産の超高性能量子計算機を公開
      複雑な計算、一瞬で正解

      20171120000154

       NTT物性科学基礎研究所(神奈川県)などは20日、これまでのコンピューターが容易に解け..... [ 記事へ ]

      国際

      ASEM外相会合が開幕
      ロヒンギャ巡り攻防か

      20171120000128

       【ネピドー共同】日本を含むアジアと欧州の約50の国・機関が参加するアジア欧州会議(AS..... [ 記事へ ]