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堀場会長「EV普及でも商機十分」 堀場製

堀場厚会長(大津市・堀場製作所びわこ工場)
堀場厚会長(大津市・堀場製作所びわこ工場)

 2018年の経済が動き始めた。京都、滋賀を代表する企業トップは、景気や市場の先行きをどのように見通し、次の時代に向けて自社事業をどう伸ばすのか。堀場製作所の堀場厚会長に戦略とキーワードを聞いた。

 ■幅広い研究開発に対応

 -世界で電気自動車(EV)の開発が加速している。主力の排ガス測定装置は需要が減らないか。

 「危機感よりも、商機拡大と感じている。将来は全てEVになると誤解する人が多いが、普及の割合は2割以下だろう。EV以外にハイブリッド車やプラグインハイブリッド車も普及する。これらはエンジンのデータとモーターを付けた時のデータを計測する必要があるため、自社の分析装置がより多く使われるようになる」

 -自動運転などの自動車業界の進化にどう対応するのか。

 「自動車事業のうち排ガス測定装置の売上高は現在3分の1程度。ほかはデータ処理や燃費測定装置、実験設備の受注などだ。電気回りやバッテリー、サイバー攻撃対策など、自動車メーカーが必要とする幅広い研究開発に対応していく」

 -半導体製造装置向けの製品も好調だ。

 「社会全体が情報処理技術で課題に対応する流れにあり、半導体は絶対的な需要がある。高いシェアがあるガス流量制御機器以外の分析機器にも力を入れていく」

 -今年からグループ経営を強化する。

 「社内では『スーパードリームチームを作る』と言っている。中国や台湾などでは自動車や半導体、環境などの各事業部が個別に営業していたが、今後は一体化して攻め入る。半導体分野に自動車の営業部隊が入るなどして競争力を高める」

 -1日付で足立正之社長が就任した。

 「近年は買収で海外子会社が増えた。私が全体を見て、最適な経営判断をする。ある子会社が業績が悪くても、グループとして重要なら投資を増やす。足立氏には技術開発全体を見てもらう」

 ■キーワードは「虎穴虎子」

 虎の子どもを得るには虎の巣穴に入るしかない。チャレンジしなければ何も得られない。リスクも危険もあるが、安全ばかりでは今の時代は生き残れない。業績が過去最高の今こそ、安住せずに挑戦したい。

【 2018年01月16日 16時00分 】

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