出版案内
福祉事業団
47NEWS

京都の学生、公共交通に不満 早い終電…改善提言

京都市内の公共交通の利用促進策を提案する京都ノートルダム女子大の学生ら(京都市左京区・同大学)
京都市内の公共交通の利用促進策を提案する京都ノートルダム女子大の学生ら(京都市左京区・同大学)

 京都ノートルダム女子大(京都市左京区)とNPO法人「歩くまち・京都」フォーラムは、市内の大学に通う学生約200人を対象に、公共交通に対する意識調査を行った。市営地下鉄を主に利用している学生の5割以上が終電の時間に不満を持っていたり、回答者の3割以上がバス停の列が並びづらいと感じていることが分かった。調査を踏まえ、公共交通の利用促進に向けた提言をまとめた。

 京都ノートルダム女子大の廣瀬直哉教授のゼミ生8人が10~11月、同大学や京都大、同志社大などの学生にアンケートをした。男女計191人から回答を得た。

 市内の鉄道について、最も利用頻度が高いのは地下鉄だったが、過半数が終電時間に不満を持っていた。金曜限定で終電時間を延長した後の調査で、メンバーは「学生は金曜以外でもバイトや遊びなど夜に出掛けることが多い」と分析し、終電を延長する日を増やすことを提案した。鉄道を利用しない理由は「運賃が高い」が最多だったことを受け、地下鉄の初乗り運賃の減額なども提言した。

 市内を走るバスを利用しない理由は「他の交通手段より時間がかかる」が最も多かった。時間を短縮するため、バス停の待機列に線を引き乗降をスムーズにする工夫を提案した。

 調査では他に、自動車の運転免許を持っていない人が過半数を占め、持っている人でも「ほとんど運転しない」が約4割だったなど、学生の自動車離れを示す結果もあった。

 今回の調査を通じ、3年の島田理紗子さん(20)は「交通機関に乗るだけでなく、どうしたら利用しやすくなるかまで提案できたことに達成感があった」と振り返った。田中愛子さん(20)は「学生だけじゃなく、お年寄りや社会人を対象にした調査もしてみたい」と話した。

 学生たちから提言を受けた「歩くまち・京都」フォーラムは「検討課題も浮き彫りになったので、市や交通業者に伝えたい」としている。

【 2015年12月17日 16時10分 】

ニュース写真

  • 京都市内の公共交通の利用促進策を提案する京都ノートルダム女子大の学生ら(京都市左京区・同大学)
京都新聞デジタル版のご案内

    教育・大学のニュース

      政治・社会

      亀岡スタジアム建設地変更決定 京都府が市に財政支援へ

      20160824000168

       京都府が同府亀岡市で進める球技専用スタジアムの整備計画で、府と同市は24日、環境専門家..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      北京メダリスト16人違反
      五輪重量挙げ、薬物再検査

      20160824000101

       【ロンドン共同】国際重量挙げ連盟(IWF)は24日、2008年北京五輪のドーピング検査..... [ 記事へ ]

      経済

      8月の景気判断据え置き
      公共投資は引き上げ

      20160824000107

       政府は24日、8月の月例経済報告を発表し、全体の景気判断を「このところ弱さもみられるが..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      「厳しい局面も平常心で」 井山碁聖が5連覇報告

      20160824000151

       囲碁の七大タイトルを保持するプロ棋士の井山裕太碁聖(27)が24日、京都市中京区の京都..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      滋賀県内「少雨の夏」 琵琶湖もマイナス40センチ超す

      20160824000150

       滋賀県内は7月以降、降水量が平年より大幅に少ない「少雨の夏」になっている。特に8月に入..... [ 記事へ ]

      国際

      ミャンマー地震で4人死亡
      M6・8、観光地近く

      20160824000169

       【ヤンゴン共同】米地質調査所(USGS)によると、ミャンマー中部で24日午後5時(日本..... [ 記事へ ]