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京都の学生、公共交通に不満 早い終電…改善提言

京都市内の公共交通の利用促進策を提案する京都ノートルダム女子大の学生ら(京都市左京区・同大学)
京都市内の公共交通の利用促進策を提案する京都ノートルダム女子大の学生ら(京都市左京区・同大学)

 京都ノートルダム女子大(京都市左京区)とNPO法人「歩くまち・京都」フォーラムは、市内の大学に通う学生約200人を対象に、公共交通に対する意識調査を行った。市営地下鉄を主に利用している学生の5割以上が終電の時間に不満を持っていたり、回答者の3割以上がバス停の列が並びづらいと感じていることが分かった。調査を踏まえ、公共交通の利用促進に向けた提言をまとめた。

 京都ノートルダム女子大の廣瀬直哉教授のゼミ生8人が10~11月、同大学や京都大、同志社大などの学生にアンケートをした。男女計191人から回答を得た。

 市内の鉄道について、最も利用頻度が高いのは地下鉄だったが、過半数が終電時間に不満を持っていた。金曜限定で終電時間を延長した後の調査で、メンバーは「学生は金曜以外でもバイトや遊びなど夜に出掛けることが多い」と分析し、終電を延長する日を増やすことを提案した。鉄道を利用しない理由は「運賃が高い」が最多だったことを受け、地下鉄の初乗り運賃の減額なども提言した。

 市内を走るバスを利用しない理由は「他の交通手段より時間がかかる」が最も多かった。時間を短縮するため、バス停の待機列に線を引き乗降をスムーズにする工夫を提案した。

 調査では他に、自動車の運転免許を持っていない人が過半数を占め、持っている人でも「ほとんど運転しない」が約4割だったなど、学生の自動車離れを示す結果もあった。

 今回の調査を通じ、3年の島田理紗子さん(20)は「交通機関に乗るだけでなく、どうしたら利用しやすくなるかまで提案できたことに達成感があった」と振り返った。田中愛子さん(20)は「学生だけじゃなく、お年寄りや社会人を対象にした調査もしてみたい」と話した。

 学生たちから提言を受けた「歩くまち・京都」フォーラムは「検討課題も浮き彫りになったので、市や交通業者に伝えたい」としている。

【 2015年12月17日 16時10分 】

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