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ココナツオイルのリップ、高校生が開発 フィリピンの農家支援に

試作したリップクリームの香りを確かめる「ココナッツ革命軍」の生徒たち(守山市・立命館守山高)
試作したリップクリームの香りを確かめる「ココナッツ革命軍」の生徒たち(守山市・立命館守山高)

 滋賀県守山市の立命館守山高の生徒たちが、貧困に苦しむフィリピンのココナツ農家を支援しようと、現地のココナツオイルを使ったリップクリームの商品開発に取り組んでいる。大阪市の企業が商品化に協力し、2月に同高や雑貨店などで販売する予定で、生徒たちは「同じ高校生に国際協力に関心を持ってリップを買ってもらい、農家の収入増につなげたい」と話す。

 3年生6人でつくる「ココナッツ革命軍」。リップクリームの販売は、国際協力のプロジェクトを考える授業で、自分たちに身近な商品として着目した。途上国の製品を適正な価格で仕入れる「フェアトレード」に取り組む企業の協力を得て、企画を発表すると高評価を受けた。「ぜひ具体化しよう」と授業終了後も自主的に話を進めたが、費用面で難しいことが分かり、実現できなかった。

 それでもあきらめ切れず、フェアトレードでフィリピンのココナツ農家を支援する企業「ココウェル」と交渉。同高で講演したことがある代表の水井裕さん(39)に思いを伝えると、「若者にフィリピンの現状を知ってほしい気持ちは同じ」と共感され、同社が協力することになった。

 どんな香りがいいか生徒の提案を受けて4種類を試作し、その中から生徒がオレンジを選んだ。パッケージデザインや記入するメッセージも生徒が考えている。初回300本(1本600円)を作り、校内や京都府内の系列私立高のほか、滋賀や京都、大阪の雑貨店の店頭に生徒自らが立って販売する。メンバーの杉元美沙希さん(17)は「高校生でもできる支援があることを、多くの人に知ってほしい」と話す。

 ココウェルとNPO法人D×P(大阪市)は、困難を抱える日本の通信制高校生をフィリピンの貧困地域に送り出すスタディツアーを企画しており、売り上げの一部はその費用にも充てられる。

【 2016年01月08日 17時10分 】

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