出版案内
福祉事業団
47NEWS

希少難病患者向けコンタクト 京都府立医大が製品化

スティーヴンス・ジョンソン症候群の患者向けに開発されたコンタクトレンズ(京都府立医科大提供)
スティーヴンス・ジョンソン症候群の患者向けに開発されたコンタクトレンズ(京都府立医科大提供)

 京都府立医科大は16日、薬の服用などが原因で起こる皮膚病で、重い視覚障害が残るスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)の患者を対象にしたコンタクトレンズの医師主導治験を実施し、薬事承認を受けて製品化したと発表した。レンズの装着で患者の大幅な視力の改善を実現した。

 希少難病のSJSは、高熱や全身の発疹を発症する。後遺症として角膜表面の凹凸によって視覚障害とドライアイが生じるが、既存の眼鏡やコンタクトレンズでは矯正できず、有効な治療法がなかった。

 府立医大とサンコンタクトレンズ(京都市中京区)は、SJS患者向けのコンタクトレンズを独自開発した。縁の部分の形状を工夫することによってレンズと角膜の間に涙が入り、角膜の凹凸の影響が減って視力が補正され、ドライアイの症状も緩和される仕組み。

 治験は、患者数が少ないため一般的な企業主導ではなく医師主導として2014年に府立医大付属病院と京都大医学部付属病院で10例を実施し、視力を0・05から0・5に向上させるなどの良好な結果を得た。今月15日に薬事承認を受け、製品として供給が可能になった。

 治験を担当した外園千恵教授(眼科学)は「コンタクトレンズを生涯使い続けたいという患者さんの要望に応えることができた。保険適用を目指したい」と話している。

【 2016年02月16日 22時03分 】

ニュース写真

  • スティーヴンス・ジョンソン症候群の患者向けに開発されたコンタクトレンズ(京都府立医科大提供)
京都新聞デジタル版のご案内

    教育・大学のニュース

      政治・社会

      民進党の前原元外相、立候補へ
      党代表選

      20160824000102

       民進党の前原誠司元外相(54)は24日、9月の党代表選に立候補する意向を関係者に伝えた..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      サッカー天皇杯、27日に開幕
      「カップ戦の醍醐味を」

      20160824000081

       日本サッカー協会は24日、第96回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、..... [ 記事へ ]

      経済

      8月の景気判断据え置き
      公共投資は引き上げ

      20160824000107

       政府は24日、8月の月例経済報告を発表し、全体の景気判断を「このところ弱さもみられるが..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      再起に懸けるプロ選手の心描く 京都出身、谷監督「U-31」

      20160824000060

       京都府長岡京市出身の映画監督谷健二さん(40)=東京都=がこのほど、監督として2作目と..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      被災農地を転換、芝生生産地に 京都の高校生「復興一助に」

      20160824000078

       農業技術を研究している桂高(京都市西京区)の教員と生徒が、東日本大震災で津波被害を受け..... [ 記事へ ]

      国際

      米民主クリントン氏に新たな火種
      献金は面会の対価か

      20160824000111

       【ワシントン共同】AP通信は23日、米大統領選の民主党候補クリントン氏が国務長官在任中..... [ 記事へ ]