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希少難病患者向けコンタクト 京都府立医大が製品化

スティーヴンス・ジョンソン症候群の患者向けに開発されたコンタクトレンズ(京都府立医科大提供)
スティーヴンス・ジョンソン症候群の患者向けに開発されたコンタクトレンズ(京都府立医科大提供)

 京都府立医科大は16日、薬の服用などが原因で起こる皮膚病で、重い視覚障害が残るスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)の患者を対象にしたコンタクトレンズの医師主導治験を実施し、薬事承認を受けて製品化したと発表した。レンズの装着で患者の大幅な視力の改善を実現した。

 希少難病のSJSは、高熱や全身の発疹を発症する。後遺症として角膜表面の凹凸によって視覚障害とドライアイが生じるが、既存の眼鏡やコンタクトレンズでは矯正できず、有効な治療法がなかった。

 府立医大とサンコンタクトレンズ(京都市中京区)は、SJS患者向けのコンタクトレンズを独自開発した。縁の部分の形状を工夫することによってレンズと角膜の間に涙が入り、角膜の凹凸の影響が減って視力が補正され、ドライアイの症状も緩和される仕組み。

 治験は、患者数が少ないため一般的な企業主導ではなく医師主導として2014年に府立医大付属病院と京都大医学部付属病院で10例を実施し、視力を0・05から0・5に向上させるなどの良好な結果を得た。今月15日に薬事承認を受け、製品として供給が可能になった。

 治験を担当した外園千恵教授(眼科学)は「コンタクトレンズを生涯使い続けたいという患者さんの要望に応えることができた。保険適用を目指したい」と話している。

【 2016年02月16日 22時03分 】

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