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「青い目の人形」絵本に 滋賀、稲枝北小が制作

青い目の人形「マリオンちゃん」(左)の歴史を伝える絵本と冨永さん=彦根市下岡部町・稲枝北小
青い目の人形「マリオンちゃん」(左)の歴史を伝える絵本と冨永さん=彦根市下岡部町・稲枝北小

 戦前に日米友好のため米国から贈られた「青い目の人形」を保管している滋賀県彦根市下岡部町の稲枝北小が、人形の歴史を伝える絵本「マリオンちゃん」を県立大の学生らの協力を得て制作し、20日に児童らに披露した。

 人形は1927年、日米関係が悪化する中、米国の宣教師の呼び掛けで約1万2700体が日本各地の小学校に贈られた。県内にも135体が届いたが、太平洋戦争が始まると「敵性人形」として処分され、県内に現存するのは4体という。

 「マリオン・L・スナイダー」と名付けられた同小の人形は、衣服や木箱がほぼ完全な形で残る。戦争中も「人形に罪はない」と人々が大切に守り抜いた人形を後世に語り継ごうと、同小が絵本の制作を企画した。

 県立大の学生たちが協力し、同小の教員らと話し合いを重ねて絵や本文を練り上げ、英文も併記。戦争の場面をあえて文章にせず、絵だけで子どもに考えさせるようにした。

 絵を担当した人間文化学部4年の冨永彩音さん(21)は「人形を守った優しい心を大事に、学習に役立ててほしい」と話し、同小6年早崎真生さん(11)は「かわいくて、わかりやすい。人形が残っていることを誇りに思います」と話した。

 絵本は同窓会やPTAの寄付で500部制作し、全校児童のほか市内の公民館などに配布する。

【 2016年02月21日 09時05分 】

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