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最後の給食実習、心を込めて 京都・来春閉校の成美大短大部

集まった地域の住民に給食を提供する学生たち(福知山市堀・成美大短期大学部)
集まった地域の住民に給食を提供する学生たち(福知山市堀・成美大短期大学部)

  来年3月で閉校する成美大短期大学部(京都府福知山市堀)で10日、地域住民を招いた最後の給食試食会が始まった。栄養士を目指す学生たちが地域への感謝の思いを込めてメニューを考案し、参加者に提供している。

 短大部は1950年に山陰短期大として開学。これまで約1200人の栄養士を輩出してきたが、近年は定員割れし、併設の成美大の公立化もあり、現在は生活福祉科食物栄養専攻に2年生13人が在学している。

 学生が給食レシピを考えて調理する実習は、短大部の伝統授業。地域との交流に給食を生かそうと、昨年からは地域住民を招いて夏と秋に試食会を開き、2年生全員が「給食管理実習」として取り組んでいる。

 10日の秋の試食会初日のメニューは、温玉そぼろ丼とサツマイモの天ぷら、コマツナとシメジのおひたし、みそ汁、プリン。学生たちは食べやすいよう食材を細かく切り、塩分を減らすために野菜のうま味を生かす工夫をした。栄養バランスや味、見た目などに気を配り、参加者や教職員約45人に振る舞った。

 夫婦で訪れた安達光二さん(80)=同市堀=は「レシピを工夫して作っているのが伝わった。若い人や友人、夫婦同士で談笑しながら食べる場がなくなるのは残念」と惜しむ。2年石田有紀さん(20)は「母校が閉校になるのはさみしいが、心を込めて作った料理を最後に味わってほしい」と意気込んでいる。

 17日と24日も正午から試食会を開く。1食300円で、まだ若干の空きがある。申し込みは成美大短大部TEL0773(22)5852。

【 2016年11月11日 11時07分 】

ニュース写真

  • 集まった地域の住民に給食を提供する学生たち(福知山市堀・成美大短期大学部)
  • 学生たちが考案した温玉そぼろ丼などの給食。味や見た目だけでなく栄養バランスにもこだわった
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