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京大生ら町家でゲストハウス「若者と社会つなぐ場に」

待賢院の共用スペースで運営について話し合う学生スタッフ(京都市上京区)
待賢院の共用スペースで運営について話し合う学生スタッフ(京都市上京区)

 京都大の学生たちが京町家を改修して運営するゲストハウスが京都市上京区黒門通丸太町上ルに完成し、このほど営業を始めた。学生が講師を務める文化教室などの開催も検討しており、「『学生のまち京都』のゲストハウスならではのサービスを提供していきたい」と意気込んでいる。

 施設名は、学区名にちなんで「待賢院」と名付けた。築100年以上となる木造一部2階建て約100平方メートルの元糸問屋で、京大で建築を学ぶ大学院生と学部生の計4人が改修の設計を担った。

 建物は間口4メートル、奥行き30メートル。縦に連なった3棟が1本の通路でつながっている。2棟には客室と寝室、1棟には共用スペースと寝室を設け、3組約10人が宿泊できる。古い木材のぬくもりを大切にしながら、内装には間接照明や和紙を多用して、現代的な落ち着いた空間に仕上げた。共用スペースでは、宿泊者やスタッフが集まって語り合うことができる。

 「学生と社会をつなぐようなことがしたい」と、京大文学研究科の大学院生荻原宏章さん(31)が考えたのがきっかけで、2015年10月から自身が暮らす学生寮の知り合いに声をかけて準備を進めてきた。改修や備品にかかった費用約1500万円は日本政策金融公庫からの融資や、ネット上で出資者を募るクラウドファンディングで賄った。現在の運営スタッフは約20人で、うち1人は待賢院に住み込んで管理人を務める。荻原さんは「地域密着型の施設として、宿泊者だけでなく近所の人も気軽に来られるような場所にしたい」と話す。

 宿泊料は1人5千円から。問い合わせは待賢院の仁田さん携帯電話090(8148)4684。

【 2017年01月08日 16時00分 】

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