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大学入試、ネット出願のみが主流に 利点多く、京大など一本化

紙の願書を点検する京都工芸繊維大の職員。同大学はネット出願の導入も検討している(京都市左京区)
紙の願書を点検する京都工芸繊維大の職員。同大学はネット出願の導入も検討している(京都市左京区)

 京都と滋賀の大学の一般入試で、大規模校を中心にインターネットでの出願受付が主流になりつつある。今春入学の2017年度入試では、京都大と立命館大が「ネット出願」に一本化した。一方、同志社大は新たにネットを導入しつつ紙での出願も残しており、各大学は、受験生と大学に利点のある方法を模索している。

 ネット出願では、受験生がパソコンやスマートフォンで各大学の出願ページにアクセスして、氏名や志望学部、受験方式などの必要事項を入力する。顔写真や高校が発行する調査書などを大学に郵送する必要があるために全ての手続きがインターネットのみでは完結しないが、受験生にとっては、願書の取り寄せが不要で記入漏れが防ぎやすいなど一定のメリットがあるとされる。

 23日から一般入試の出願受付を始めた京大は、前年度までの「紙のみ」から「ネットのみ」に改めた。入試企画課は「受験料の支払いもクレジットカード決済やネットバンキングに新たに対応しており、受験生の利便性を向上させた。大学の事務作業の軽減にもつながり双方にメリットがある」とした上で、「どうしてもインターネット環境にアクセスできない受験生には紙出願にも応じる」と、受験生の不利にならない対応を強調する。

 ネット出願を導入しつつ紙出願も併用していた私立大も、ネットに一本化する流れにある。立命大は17年度、京都産業大と龍谷大は16年度からネットのみの対応にした。佛教大も18年度入試から紙併用をネットのみにする方針だ。背景にはスマートフォンの普及や受験料割引制度の導入で、ネット出願の割合が急速に高まったことがある。現状ではネット出願の採用の割合が低い国公立大においても、京都工芸繊維大は「導入を検討中」とする。

 紙のみの出願を続けてきた同志社大は今回の17年度入試からネット出願も取り入れたが、「ネットの割合は3割弱でまだ紙の方が多い。今後の推移も見ながら、受験生が安心して出願できる環境を整えていきたい」としている。

【 2017年01月28日 23時21分 】

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