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和食研究、京都で共同組織 大学研究者ら今月末設立

コンソーシアム準備会の発足に先立って開かれた食文化をテーマにした研究会(2016年11月18日、京都市左京区・京都府立大)=府立大提供
コンソーシアム準備会の発足に先立って開かれた食文化をテーマにした研究会(2016年11月18日、京都市左京区・京都府立大)=府立大提供

 京都の大学の研究者たちが今月末、食文化を学際的に研究する「和食文化の大学コンソーシアム」準備会を立ち上げる。幅広い分野に参加を呼び掛け、食を通じた地域活性化や伝統文化の継承に研究成果を生かす。28日と3月1日の両日、発足記念シンポジウムを京都市左京区の府立京都学・歴彩館で開く。

 和食のユネスコ無形文化遺産への登録に伴い、京都の各大学では食文化に関する研究機関の設立や、新しい講義の開講など研究テーマとしての和食への関心が高まっている。準備会事務局の京都府立大京都和食文化研究センターによると、栄養や味覚に関する研究が先行しているが、伝統行事との関わりや、食材や調理の歴史的な変遷といった研究は遅れている。

 準備会では、大学の研究者だけでなく、食文化に関わる企業や行政の担当者、市井の研究家らにも参加を募る。まずは食文化論を議論する土台づくりや、京料理が成立する歴史過程などのテーマで調査・研究を進める。伝統食による町おこし事例を集めるなどして、地域課題の解決策も探る。

 同センターは「多様な側面を持つ和食文化の理解には、文理融合型の研究が不可欠。活動を積み上げて学会設立につなげたい」としている。

 シンポジウムは28日午後1時~5時40分と3月1日午前10時~午後5時40分。28日は、第8回「KYOTO地球環境の殿堂」に選ばれたフランス国立社会科学高等研究院のオギュスタン・ベルク教授の基調講演や、「食文化研究の地平を拓く」と題したパネル討論がある。無料だが、17日までに申し込みが必要。問い合わせは同センターTEL075(703)5251。

【 2017年02月12日 20時30分 】

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