出版案内
福祉事業団

全児童、校内の絵描き「ありがとう」 閉校の京都・醒泉小

校舎や校庭の木々を描いた作品が並ぶ廊下(京都市下京区・醒泉小)
校舎や校庭の木々を描いた作品が並ぶ廊下(京都市下京区・醒泉小)

 閉校に伴い解体される校舎を心に刻もうと、京都市下京区の醒泉小で、全校児童が写生した校内風景の絵画が展示されている。18日には閉校記念式典を開き、築80年を超える懐かしい校舎のたたずまいと一緒に市民に見学してもらう。

 醒泉小は1869(明治2)年に下京第13番組小として誕生し、現在の本館は1936(昭和11)年に建てられた。アーチ状に造られた廊下の天井や、真ちゅう製の階段の手すり、木製の窓枠など、古い校舎ならではの風情がある。

 同小では、今春の淳風小との統廃合で校舎が解体されるのを前に、思い出の学びやを絵に残そうと、昨年4月から図工の授業の一環で写生を実施。1~6年の全児童223人が作品を手がけてきた。

 このほど始まった展示では、絵の具やクレヨンなどを使ってのびのびと描いた作品を廊下の壁に掲げた。モザイク柄が目を引く階段のタイル飾りや、校舎をバックに鉄棒で遊ぶ児童の姿、色づく校庭のイチョウや満開のサクラなど、子どもらしい感性豊かな絵が並ぶ。

 18日の閉校記念式典では、体育館で卒業生や地元住民向けに行われる催しとともに、市民向けの校舎見学会を午前9時~午後3時に実施。作品展も同時に見られる。

 祖父と父が現校舎で学び、式典で児童代表の言葉を述べる梶原綾音さん(12)は「教室や廊下、体育館など一つ一つにありがとうと言いたい」。高橋義弘校長(58)は「長年、多くの児童を見守ってくれた校舎への感謝の気持ちを、子どもたちが大切にしてくれたら」と話している。

【 2017年02月14日 10時01分 】

ニュース写真

  • 校舎や校庭の木々を描いた作品が並ぶ廊下(京都市下京区・醒泉小)
京都新聞デジタル版のご案内

    教育・大学のニュース

      政治・社会

      活性化で市民チーム立ち上げ 京都・亀岡のスタジアム計画

      20171211000014

       京都府亀岡市は、府が建設する球技専用スタジアムをまちの活性化に生かすソフト事業を市民参..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      鈴木愛は世界ランク31位に浮上
      女子ゴルフ、野村敏京は35

      20171211000041

       女子ゴルフの11日付最新世界ランキングが発表され、鈴木愛は前週の32位から31位に浮上..... [ 記事へ ]

      経済

      WTO閣僚会議が開幕
      自由貿易体制の堅持促す

      20171211000006

       【ブエノスアイレス共同】世界貿易機関(WTO)閣僚会議が10日、アルゼンチンの首都ブエ..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      「読者と一緒に考えたい」 ミシマ社の異色雑誌「ちゃぶ台」

      20171211000038

       ミシマ社の異色の総合雑誌「ちゃぶ台」が創刊3号を迎えた。「多くの人がまだ気付いていない..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      京都議定書20年、誕生地で会議
      市主催、温暖化考える

      20171210000121

       1997年の気候変動枠組み条約第3回締約国会議(COP3)で、先進国に温室効果ガスの排..... [ 記事へ ]

      国際

      ユニセフ、若年ネット利用に警鐘
      影響に関する報告書発表

      20171211000029

       【ニューヨーク共同】国連児童基金(ユニセフ)は11日付で、インターネットが子どもや若者..... [ 記事へ ]