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京大で宇宙飛行士の実習 土井教授ら講義、微小重力実験も

有人宇宙学実習のオリエンテーションで、土井教授(左から2人目)の説明を熱心に聞く学生たち=11日午前10時40分、京都市山科区・京大花山天文台 撮影・船越正宏
有人宇宙学実習のオリエンテーションで、土井教授(左から2人目)の説明を熱心に聞く学生たち=11日午前10時40分、京都市山科区・京大花山天文台 撮影・船越正宏

 京都大の全学共通科目「有人宇宙学実習」が11日、京都市山科区の京大花山天文台で始まった。宇宙飛行士の土井隆雄・京大宇宙総合学研究ユニット教授ら5人の教員が講義を担当し、学生たちが宇宙活動を模擬体験する5泊6日の教育プログラム。テントを張って泊まり込み、閉鎖的な空間を体験し、天体観測や微小重力環境での実験などを行う。

 昨年に京大に着任した土井教授がプログラム作りを進めてきた。全国的にも例がない取り組みで、今春に受講生を募集したところ定員10人に対して約8倍の応募があったという。

 初日の11日は午前中、受講する女性2人を含む9人が同天文台に集合して、大型の屈折望遠鏡などを備えた施設を見学し、テントを設営した。午後以降、無重力に近い環境をつくり出す装置を使って植物の生育状況を調べる実験や、夜間に系外惑星の観測を行う。携帯電話は原則使用禁止で、夕食は自炊するなど宇宙ステーションに似た環境を体験してもらい、ストレスを調べる心理検査も毎日行う。

 受講生の工学部3年の平田大さん(20)は「今回のような宇宙に似た環境の経験を生かし、宇宙で人が住むのに必要な機械を作りたい。チャンスがあれば、宇宙にも行ってみたい」と意気込みを見せた。土井教授は「有人宇宙活動に興味のある学生がこんなに多くいたことは、非常に頼もしくやりがいを感じる」と話していた。

【 2017年09月11日 13時21分 】

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