出版案内
福祉事業団

核廃絶、NGOサリバン代表が訴え 京都外大で19日講演

「被爆者のメッセージに真剣に耳を傾けるべきだ」と話し、核廃絶を訴えるキャサリン・サリバン氏(京都市右京区)
「被爆者のメッセージに真剣に耳を傾けるべきだ」と話し、核廃絶を訴えるキャサリン・サリバン氏(京都市右京区)

 米国の高校生に被爆証言を聞かせる活動を行う非政府組織(NGO)「ヒバクシャ・ストーリーズ」のキャサリン・サリバン代表(50)の講演会が19日、京都市右京区の京都外国語大で開かれる。同組織は昨年、ノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の構成団体の一つ。サリバン氏は講演を前に取材に応じ「被爆者のメッセージに耳を傾け、市民が核廃絶に向けた行動を起こす時だ」と呼び掛けた。

 サリバン氏は2008年から広島、長崎の被爆者を招く取り組みを始め、約3万人の高校生が悲惨な体験を聞いた。「米国では原爆投下が正しかったという誤った歴史が教えられている。核廃絶には教育から変えなければいけないと感じた」と設立動機を語り、「自分たちと同世代だった時に被爆した話を聞き、米国の高校生も心を動かされている」という。

 昨年7月、国連で核兵器禁止条約が採択された際、カナダ在住の被爆者サーロー節子さんとともに、ICANの活動に協力した。現在、同条約に批准したのは4カ国で、発効要件の50カ国にはまだ遠い。日本は署名も批准もしておらず「日本は『唯一の被爆国の責任』とよく言うが、どこで何の責任を果たしたのか。来日中のICAN事務局長の面会を断った安倍首相が真剣に向き合っているとは思えない」と批判した。

 そして「核廃絶を国や政治家任せにしてはいけない。愛すべき人を守るという個人の観点から考えるべきだ。核廃絶は簡単ではないが、まずは条約批准の声を上げてほしい、と市民に訴えたい」と語った。

 講演は午後1時45分から、森田記念講堂で。無料。「被爆者証言の世界化ネットワーク」(事務局・京都外大)などでつくる団体が主催する。連絡先は事務局075(322)6054。

【 2018年01月19日 08時00分 】

ニュース写真

  • 「被爆者のメッセージに真剣に耳を傾けるべきだ」と話し、核廃絶を訴えるキャサリン・サリバン氏(京都市右京区)
京都新聞デジタル版のご案内

    教育・大学のニュース

      政治・社会

      57年「砂川事件」土屋氏が講演
      「沖縄の大きな負担知って」

      20180224000136

       東京都砂川町(現立川市)で旧米軍立川基地の拡張に反対し、基地に立ち入ったとして有罪とさ..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      カーリング・藤沢五月の話
      「着実に日本がレベルアップ」

      20180225000001

       藤沢五月の話 相手のミスで決まったので、最初は信じられなかった。(メダルが)首にかから..... [ 記事へ ]

      経済

      大手が注目、京大発半導体ベンチャー 社長はバイオ専攻

      20180224000031

       京都大発の半導体ベンチャーFLOSFIA(フロスフィア、京都市西京区)が、大手メーカー..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      陽気誘われ春の香り 京都・滋賀各地で梅見頃

      20180224000128

       連日の陽気に誘われ、京滋各地で梅が見頃を迎えている。約150本が並ぶ京都市下京区の梅小..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      宇宙飛行士の金井さんと交信
      小学生、福井の科学館

      20180223000205

       国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士金井宣茂さん(41)と小学生らが交信するイベン..... [ 記事へ ]

      国際

      安保理シリア停戦決議採択
      人道支援目的、30日間

      20180225000009

       【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は24日、内戦が激化するシリアで緊急人道支援を目..... [ 記事へ ]