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コウモリが周波数ずらし混信回避 同志社大チーム確認

わずかに周波数を変化させることで、超音波の混信を避けていることが分かったユビナガコウモリ(飛龍志津子教授提供)
わずかに周波数を変化させることで、超音波の混信を避けていることが分かったユビナガコウモリ(飛龍志津子教授提供)

 コウモリが集団で飛び交う際、周囲の状況を探る超音波の混信を避けるため、互いに周波数をずらしていることを確認した、と同志社大の飛龍志津子教授や大学院生の長谷一磨さんらの研究チームが発表した。混信を効率良く避ける超音波センサーの開発へ応用が期待できるといい、英学術誌に3日掲載された。

 コウモリは超音波を発して、周囲に反射した音を基に障害物などを確認している。衝突せずに集団飛行していることから、超音波の周波数を変えるなどして混信を防いでいると推測されてきたが、録音が困難で詳細は不明だった。

 研究チームは、ユビナガコウモリの背中に小型録音装置を取り付け、4匹同時に室内を飛ばす実験をした。1匹で飛ぶ場合と比べると、集団飛行時はそれぞれが超音波の最も低い周波数を2%上下させていた。この変化で自分の超音波を聞き分けているとみられるという。解析した結果、周囲の状況を探る能力を低下させず、効率的に混信を避ける方法だと分かった。

 長谷さんは「コウモリ同士の超音波の調整法を初めて確認できた。今後、脳内処理などを明らかにして、センサー技術の応用につなげたい」と話している。

【 2018年05月03日 23時26分 】

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