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生徒の自己管理にスケジュール帳 京都の中学、習慣改善に

嵯峨中の生徒が活用するエスノート(京都市右京区・嵯峨中)
嵯峨中の生徒が活用するエスノート(京都市右京区・嵯峨中)

 京都市内の市立中学校で、生徒たちが計画的に行動したり、自身の課題を発見したりできるよう、手帳やスケジュール帳を活用する学校が出てきている。学校側は「キャリア教育の一環として、自主性や社会で役に立つ能力を身に付けることが期待できる」としている。

 下京区の下京中3年山田菜月さん(15)の見開き1週間の手帳には、予定がびっしりと書き込まれている。余白には「理 ノートにテストまでに5ページ自主勉する。(毎日コツコツ)」など、教科ごとに意気込みや目標が挙げられている。山田さんは「自分で立てた計画を『見える化』することで、ちゃんとやろうという意識が出てきた」と話す。

 同中では2012年にオリジナルの「きらめき手帳」(A5判)を作った。時間割やその日にすべきことのリスト、目標を書く欄がある。テスト範囲や読んだ本も記録できる。

 かつては1週間の予定を書くプリントを配っていたが、効果が乏しかったため、教員のアイデアで手帳にしたという。教材と位置付けるほど重視しており、生徒や教員の声を取り入れて改良を続けている。

 嵯峨中(右京区)は市販のスケジュール帳を活用した「エスノート」(B5判)を15年度に導入した。3年塩見春佳さん(14)は一日の終わりに出来事を記している。「振り返ることで、明日はこれをしようとか考えるようになり、計画が立てやすくなった」と実感している。

 同中では、スケジュール帳は毎日の授業後に生徒同士で確認するなど自主性を重視している。昨年度からは校区の嵐山と嵯峨、広沢の各小学校でも6年生が使い始めた。

 両中学校によると、学習や生活習慣の改善にもつながったという。下京中の増田隆生校長は「書くことを目的とするのではなく、何のために書くのかを常に考えることが重要だ。日々の振り返りを積み重ね、成長につなげてほしい」と強調する。

【 2018年06月07日 17時30分 】

ニュース写真

  • 嵯峨中の生徒が活用するエスノート(京都市右京区・嵯峨中)
  • 見開きで1週間分の予定や目標などを書き込める下京中の「きらめき手帳」
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