出版案内
福祉事業団
47NEWS

体に着けず心拍計測 京大とパナ、レーダー技術開発

試作段階の心拍計測システム。中央部の箱形のレーダー装置で、電波を人に当てて体表面の微小な動きを捉え、独自の信号処理技術で心拍数を算出する(京都市左京区・京都大)
試作段階の心拍計測システム。中央部の箱形のレーダー装置で、電波を人に当てて体表面の微小な動きを捉え、独自の信号処理技術で心拍数を算出する(京都市左京区・京都大)

 体に装置を着けずに心拍数を計測できるシステムを、京都大とパナソニックが共同開発し、20日発表した。心臓の鼓動に伴う体の表面の微妙な動きをレーダーで捉え、独自に信号処理して心拍数を算出する仕組みで、高齢者や乳幼児の見守りなどに応用できるという。

 パナソニックが開発した高感度なレーダーは、心臓の鼓動による0・1ミリ単位の体表面の動きを捉えることができる。計測結果には、呼吸による体の動きなどもノイズとして含まれるが、京大が独自に開発した解析プログラムは心拍による動きだけを高精度に抽出する。

 レーダーで使われる波長5ミリの電波は衣服を通過するため着衣状態での計測が可能で、室内の天井にレーダーの装置を設置しておけば、日常の健康管理や見守りに使えるという。

 システムの開発を担当した佐藤亨京大情報学研究科教授は「一つの室内に複数の人がいても同時に心拍数を計測できる技術も開発しており、家庭や職場で健康やストレスの測定が手軽にできるようになる。居眠り運転の防止にも応用できる」と話している。

 少子高齢化が進む中で持続可能な社会づくりを目指す研究を支援する国の「COIプログラム」の一環で開発した。

【 2016年01月20日 22時06分 】

ニュース写真

  • 試作段階の心拍計測システム。中央部の箱形のレーダー装置で、電波を人に当てて体表面の微小な動きを捉え、独自の信号処理技術で心拍数を算出する(京都市左京区・京都大)
京都新聞デジタル版のご案内

    環境・科学のニュース

      政治・社会

      米兵にメス、戦犯助教授の苦悩語る 九大生体解剖事件で講演

      20160731000018

       太平洋戦争末期、九州帝国大(現九州大)医学部で捕虜の米兵8人が死亡した「九大生体解剖事..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      重量挙げ三宅、調子上がってきた
      HPSCも活用して調整

      20160731000019

       【リオデジャネイロ共同】重量挙げの日本代表は30日、会場となるリオ中央体育館に隣接する..... [ 記事へ ]

      経済

      スーパー競争激化 京都・長岡京で出店、改装続々

      20160730000125

       京都府の長岡京市内でスーパーの新規出店や改装が相次いでいる。交通の便が良く、商品配送も..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      チェコ市民が狂言披露 京都駅ビルで「プラハの夕べ」

      20160730000133

       京都市とチェコ・プラハ市の姉妹都市20年を記念する「プラハの夕べ」が京都市下京区の京都..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      石畳の施工、手ほどき受け体験 滋賀・八日市の高校生

      20160729000067

       滋賀県東近江市の八日市南高花緑デザイン科の生徒が28日、同市五個荘金堂町の舗装工事現場..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      「森の保全へ環境教育を」 京都協会10周年記念シンポ

      20160730000144

       住民参加の森林づくりを進める「京都モデルフォレスト協会」の10周年記念シンポジウムが3..... [ 記事へ ]