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「ズズッ」なしストロー発明へ 京大、学生のおもろい挑戦応援

無音ストローの試作品。既にほとんど音が出なくなった(京都市左京区・京都大)
無音ストローの試作品。既にほとんど音が出なくなった(京都市左京区・京都大)

 京都大は、学生の独創的な取り組みに対して市民から寄付を募って応援する制度「SPEC(スペック)」を設けた。本年度は26件の応募から6件を採択した。うち1件は、理学部1年の男子学生が「無音ストロー」を開発するプロジェクト。「ズズズー」という音をなくすことで飲み残しが減り、「地球環境にも貢献できる」のが売りだ。京大は「学生たちのオモロイ挑戦に支援を」と呼び掛けている。

 京大は、iPS細胞(人工多能性細胞)などの研究やクラブ活動の支援のために基金を設け寄付を募っている。今回、従来の研究の枠にはまらない学生のプロジェクトを支援するための仕組みも作り、集まった寄付金を分配することにした。昨秋から応募を受け付け、学生支援を担当する教員が書類とプレゼンテーションで選考した。

 無音ストローの開発で採択されたのは高橋晃太郎さん(18)。コップのジュースなどが少なくなるとストローから不快な音が出るために飲み残す人がいることから、無音化を考えついた。現在は週1回、教員の助言も受けながら、ストローの構造や内部の表面の特性を変えるなどの開発作業を続けている。試作品は、不快音の大幅な削減を実現しているが、「やや吸いにくい」などの課題もあり、さらなる改良を進める。

 寄付が集まれば、各プロジェクトに最大50万円が助成金として支給される。高橋さんは「助成金があれば音を測定する装置や、ストローの内部の様子を精密にとらえるカメラが購入できる。音の出るメカニズムも明らかにして実用化につなげたい」と期待する。

 他のプロジェクトは、腸管クリーナー開発▽グローバルに活躍する医師のスタディーツアーの開発▽マングローブに生息するコオロギを使った概潮汐リズムの解明▽人口約1500人の岡山県西粟倉村に研究所を設置▽ナノサイズの爆薬を使った生体内の細胞の手術法確立-で、詳細は京都大学基金のホームページに掲載している。

【 2016年02月16日 11時30分 】

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