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体内時計つかさどるタンパク質発見 京大、睡眠薬開発に期待

 体内時計をつかさどる新たなタンパク質を、京都大薬学研究科の岡村均教授や土居雅夫准教授のグループが見つけた。新しいタイプの睡眠薬の開発におけるターゲットになり得るといい、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズで17日、発表した。

 体内時計は、脳の奥にある視交叉(しこうさ)上核(SCN)が中枢の役割を担っている。グループは、SCNにのみ局所的に存在し、かつ、細胞の表面にあって薬剤が効きやすい膜タンパク質を網羅的に探し、Gpr176というタンパク質を見つけた。

 Gpr176の働きをなくしたマウスは、既に見つかっている時計遺伝子の働きのリズムが乱れたことから、体内時計の調律機能があることが分かった。Gpr176が活性化すると、脳内の状態が「夜型」になることから、Gpr176の働きを活発にする薬剤は睡眠薬として期待できるという。

 既存の睡眠薬は、脳全体の活動を低下させるタイプが多く、副作用も懸念される。岡村教授は「Gpr176を標的にすることで、体内時計の調節にのみ特化した安全な睡眠薬が期待できる。候補物質を探していきたい」と話している。

【 2016年02月17日 22時20分 】

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