出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

焼却施設使用停止へ 滋賀・高島市環境センター

2018年2月末で焼却施設の使用停止が決まった高島市環境センター(高島市今津町途中谷)
2018年2月末で焼却施設の使用停止が決まった高島市環境センター(高島市今津町途中谷)

 滋賀県高島市の福井正明市長は21日、2018年2月末をもって市環境センター(同市今津町途中谷)で稼働中の焼却施設の使用を停止すると発表した。焼却施設は、環境基準値を超えるダイオキシン類を含むばいじんを7年間にわたって出していたことが14年に発覚。現在は基準値を超えていないが、老朽化が激しいこともあり25年度末をめどに新設する方針を決めた。

 3月から同センターはごみの積み替え拠点として活用し、後継施設を建設するまでの間、「暫定措置」として県外の民間処理業者に委託し、焼却処分する。ごみの出し方など住民への影響はないという。

 同センターは03年4月に運転を始め、市が直営してきた。会見で福井市長はダイオキシン問題に触れ、「近隣自治体や関係者に多大な迷惑をおかけした。あらためておわび申し上げたい」と謝罪した。

 同センターの焼却施設は高温で蒸し焼きにする「流動床ガス化溶融」と呼ばれる特殊な方式を採用。耐用年数は15~20年程度と言われ、老朽化が激しい。高度な運転、管理技術を要するため、この方式を採用するのは、全国で33自治体の施設に過ぎないという。

 市環境センター在り方検討委員会の答申に沿って、ごみ処理の広域化を模索したが、近隣自治体との足並みがそろわず断念。市単独の後継処理施設を市内に建設することにした。

 福井市長は「民間委託はあくまでも暫定措置」とした上で、「現段階では後継施設の適地(建設予定地)は白紙」と強調した。

 同市によると、年間のごみ処理費用は10億円余、市民1人当たり約2万7千円にのぼる。県平均の約1万4千円と比べて極めて高い。民間委託した場合、約6億4700万円となり、大幅な経費圧縮となるという。

【 2017年06月22日 08時17分 】

ニュース写真

  • 2018年2月末で焼却施設の使用停止が決まった高島市環境センター(高島市今津町途中谷)
京都新聞デジタル版のご案内

    環境・科学のニュース

      政治・社会

      電話相談「無言」が1割 「いたずらだけではない」

      20180421000017

       子どもや保護者、青年らの悩みを聞く滋賀県の電話相談窓口「こころんだいやる」で、無言電話..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      京大アメフット部社団法人、産業ガス大手と契約

      20180420000192

       京大アメリカンフットボール部の一般社団法人「京都大学アメリカンフットボールクラブ」は2..... [ 記事へ ]

      経済

      NY株続落、201ドル安
      アップルが下げ主導

      20180421000005

       【ニューヨーク共同】20日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続落し、前..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      所有者変遷、伝わる茶道具愛 京都、歴代付属品と展示

      20180420000080

       茶道具は所有者が変遷することが多い。長い間に歴代の所有者が箱や仕覆(しふく)を新調し、..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      国際日本研究、11機関が連携 日文研がデータ提供も

      20180418000118

       「国際日本研究」に関わる全国の大学や研究所など11機関による連携組織「国際日本研究コン..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      海底の岩塊「短期間で化石化」
      頑丈なトンネルに応用も

      20180420000170

       海底に沈んだ生物の死骸を覆って化石化させる球状の岩の塊が、従来考えられていたよりもはる..... [ 記事へ ]