出版案内
福祉事業団

豪雨「どこでも起こり得る」 京大防災研教授

 九州豪雨では、梅雨前線が長時間にわたって九州北部に停滞し、そこに湿った空気が流れ込んで狭い範囲に記録的な大雨を降らせた。京都大防災研究所の中北英一教授(水文気象学)は「梅雨時期における典型的な線状降水帯が形成されていた」と説明する。2012年8月の京都府南部豪雨も同様の仕組みで発生しており、「どこでも起こり得る現象」と注意を呼びかけている。

 線状降水帯は積乱雲が最大で数百キロにわたって連続的に発生し、大雨の原因となる。今回の九州豪雨では、梅雨前線が南側にある太平洋高気圧に押されて長時間停滞し、東シナ海から水蒸気を大量に含んだ空気が流れ込み、線状降水帯ができた。

 中北教授によると、梅雨期の九州は地理的に特に湿った空気が入りやすい。このため15年6月の熊本・長崎の豪雨をはじめ過去にも多くの豪雨被害が出ている。

 京都でも府南部豪雨のほか、14年8月の府北部豪雨などで線状降水帯が形成されたといい、「前線の停滞と湿った空気の流入という条件が重なると局地的な豪雨がもたらされることがある。普段からの備えが必要だ」と話している。

【 2017年07月06日 23時20分 】

京都新聞デジタル版のご案内

    環境・科学のニュース

      政治・社会

      新公文書館の建設計画案判明
      政府、480億円に費用圧縮

      20171119000004

       政府による新たな国立公文書館の建設計画原案が18日、判明した。当初最大850億円とした..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      マインツ武藤、フル出場も無得点
      ドイツ1部、ケルン大迫途中

      20171119000003

       【マインツ(ドイツ)共同】サッカーのドイツ1部リーグは18日、各地で行われ、武藤嘉紀の..... [ 記事へ ]

      経済

      AIスピーカー発売延期
      アップル、年末に間に合わず

      20171118000041

       【ニューヨーク共同】米IT大手アップルは17日、今年12月に米国や英国、オーストラリア..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      彦根城庭園の紅葉、美しさ倍増 滋賀、玄宮園ライトアップ

      20171118000103

       国宝・彦根城の城郭内にある名勝玄宮楽々園(滋賀県彦根市金亀町)のライトアップが18日、..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      幼稚園定員割れ、市対応に批判相次ぐ 京都・宇治

      20171117000064

       京都府宇治市の市立幼稚園で大幅な定員割れが続いている問題で、市教育委員会は大久保幼稚園..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      米、温暖化監視衛星を投入
      異常気象の予測精度向上

      20171118000116

       【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は18日、地球温暖化を監視する観測衛星「JP..... [ 記事へ ]