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豪雨「どこでも起こり得る」 京大防災研教授

 九州豪雨では、梅雨前線が長時間にわたって九州北部に停滞し、そこに湿った空気が流れ込んで狭い範囲に記録的な大雨を降らせた。京都大防災研究所の中北英一教授(水文気象学)は「梅雨時期における典型的な線状降水帯が形成されていた」と説明する。2012年8月の京都府南部豪雨も同様の仕組みで発生しており、「どこでも起こり得る現象」と注意を呼びかけている。

 線状降水帯は積乱雲が最大で数百キロにわたって連続的に発生し、大雨の原因となる。今回の九州豪雨では、梅雨前線が南側にある太平洋高気圧に押されて長時間停滞し、東シナ海から水蒸気を大量に含んだ空気が流れ込み、線状降水帯ができた。

 中北教授によると、梅雨期の九州は地理的に特に湿った空気が入りやすい。このため15年6月の熊本・長崎の豪雨をはじめ過去にも多くの豪雨被害が出ている。

 京都でも府南部豪雨のほか、14年8月の府北部豪雨などで線状降水帯が形成されたといい、「前線の停滞と湿った空気の流入という条件が重なると局地的な豪雨がもたらされることがある。普段からの備えが必要だ」と話している。

【 2017年07月06日 23時20分 】

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