出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

滋賀のカワウ、9年ぶり増加 駆除困難化で今年7700羽

安曇川沿いの竹やぶで群れるカワウ。営巣地の分散で駆除ペースの鈍化が懸念されている(2015年1月、高島市新旭町太田)
安曇川沿いの竹やぶで群れるカワウ。営巣地の分散で駆除ペースの鈍化が懸念されている(2015年1月、高島市新旭町太田)

 滋賀県内で減少を続けてきたカワウが今春、9年ぶりに増加に転じていたことが関西広域連合の調査で分かった。個体数はピーク時の5分の1に減ったが、営巣地が県内各地に分散して効率的な駆除ができなくなっていることが要因とみられる。県はさらにカワウの生息数を減らす方針だが、駆除ペースの鈍化が予想されている。

 県によると、県内でカワウの生息数(春季)が最も多かったのは2008年の約3万8千羽。漁業被害やふんで樹木を枯らす被害などが深刻化して駆除を進め、16年には6538羽まで順調に減らしていた。

 ところが、今年は速報値で7767羽と前年より増えた。県が要因とみるのは営巣地の分散化だ。08年には98%が竹生島(長浜市)と伊崎半島(近江八幡市)に営巣していたが、現在は4割に減少。安曇川や野洲川、愛知川など各地へ営巣地が分散するようになり、猟銃が使えない市街地に近かったり、小規模になって警戒心が強まったりして対策が困難になっているという。

 一方で、県は来年度以降のカワウ対策をまとめた鳥獣管理計画の検討に6月から着手。今後5年間でカワウを4千羽まで減らして被害防止と保護のバランスをとる目標を示し、検討を始めた。県鳥獣対策室は「今後はさらに個体数を減らしにくい状況になる。新しいコロニー(繁殖地)は早期に対策すれば効果も高く、追い払いを進めていきたい」としている。

【 2017年07月09日 13時28分 】

ニュース写真

  • 安曇川沿いの竹やぶで群れるカワウ。営巣地の分散で駆除ペースの鈍化が懸念されている(2015年1月、高島市新旭町太田)
京都新聞デジタル版のご案内

    環境・科学のニュース

      政治・社会

      京都の民家全焼、住人搬送 隣接マンションの壁焼ける

      20180718000205

       18日午後8時50分ごろ、京都市上京区一条通浄福寺東入ルの民家から出火、木造2階建て延..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      ロ2―6楽(18日)
      松井が今季初勝利

      20180718000196

       楽天が今季2度目の同一カード3連戦3連勝を飾った。2―2の八回に藤田の押し出し四球、ペ..... [ 記事へ ]

      経済

      子牛の保育・育成拠点が完成 滋賀・近江牛生産拡大へ

      20180718000179

       近江牛の生産拡大に向け、子牛の保育・育成を行う拠点施設「キャトル・ステーション」が、滋..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      炎天下、鉾の骨組み壮麗 祇園祭・後祭山鉾建て

      20180718000170

       祇園祭の後祭(あとまつり)巡行(24日)に向けて、京都市中心部で18日、山鉾建てが始ま..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      京都薬科大など3薬科大が連携 薬剤師養成へ協定

      20180717000184

       京都薬科大(京都市山科区)と、星薬科大(東京都品川区)、明治薬科大(同清瀬市)は17日..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      ライチョウひな3羽目死ぬ、栃木
      那須の動物園、残り1羽に

      20180718000071

       栃木県那須町の動物園「那須どうぶつ王国」は18日、人工繁殖に取り組む国の特別天然記念物..... [ 記事へ ]