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体内時計の開始時期を特定 京都府医大教授ら

 受精卵から胎児へ至る過程で「体内時計」の働き始める時期を、京都府立医科大の八木田和弘教授と梅村康弘助教らがマウスを使って突き止めた。ヒトでも妊婦の不規則な生活が流産などと関連することが分かっており、原因の解明につながると期待できる。米国科学アカデミー紀要に22日、発表した。

 成体のマウスでは、細胞内のタンパク質が24時間周期で発現パターンを変え、体内時計を持つことが知られている。八木田教授らは、受精卵に近い性質を持つES細胞(胚性幹細胞)では体内時計が働いていないことを明らかにしていたが、受精後に体内時計が機能し始める時期は未解明だった。

 八木田教授らは、マウスが母親の体内で、受精卵から胎児に至る過程を分析。結果、受精後10~12日ではタンパク質発現に周期的なパターンはない一方、17~19日になると観察でき、母親の体内時計とも同期していた。

 さらに周期的パターンの形成に必要な「CLOCKタンパク質」が、受精後17日ごろまでは作られないことも判明した。

 八木田教授は「ヒトでもよく似た過程が生じていると考えられる。母マウスの生活リズムの乱れが胎児に与える影響も調べたい」と話している。

【 2017年08月22日 05時30分 】

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