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ホウセンカのよう?光で内容物放出 龍大グループ結晶開発

内部に蛍光ビーズが詰まった結晶(上)に紫外線を当てると、結晶が壊れてビーズが外に飛び出す(下)=内田教授提供
内部に蛍光ビーズが詰まった結晶(上)に紫外線を当てると、結晶が壊れてビーズが外に飛び出す(下)=内田教授提供

 ホウセンカの実が種子をはじき飛ばすように、光を当てると内容物を外部に放出する結晶を、龍谷大理工学部の内田欣吾教授のグループが開発した。光照射によって薬物を体内の狙った位置で作用させるシステムや光で機能する芳香剤などの開発につながる成果で、ドイツ科学誌でこのほど発表した。

 グループは、光に反応性のある有機分子のジアリールエテンの構造を一部改変した材料を使って、長さ100~500マイクロメートル(マイクロは100万分の1)、幅20~50マイクロメートル、厚さ2~10マイクロメートルの板状で内部が空洞の結晶を作製した。この結晶に蛍光微粒子を詰めた上で紫外線を当てると、瞬時に結晶が壊れて微粒子を放出することを確認した。結晶が光や熱によって壊れたり、大きく移動したりする現象は「サリエント効果」と呼ばれるが、同効果を内部が空洞の結晶で確認したのは世界で初めてという。

 内田教授は「今回の結晶は太陽光でも中身を放出することを確認した。内部が空洞の結晶は光によってゆがみやすい構造であるため、大きなサリエント効果を生んだと考えられる」と話している。

【 2017年09月14日 17時00分 】

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