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複数人の心拍、同時に計測 京大などセンター開発

左側のレーダー装置から電波を出し、体表面の動きを読み取り2人の心拍間隔を計測する(京都市左京区・京都大)
左側のレーダー装置から電波を出し、体表面の動きを読み取り2人の心拍間隔を計測する(京都市左京区・京都大)

 体に装置を付けずに複数人の心拍数を同時に計測できるセンサーを、京都大とパナソニックが共同開発し、26日発表した。1台のセンサーで最大約10人の計測が原理的には可能で、保育所や病院での見守りなどに使えるという。

 両者はこれまでに、心臓の鼓動による1ミリ以下の体表面の動きをレーダーで捉えて心拍数を計測するセンサーを開発している。従来は1台のセンサーで1人の計測が限界だったが、今回、センサーに搭載しているレーダーを高性能化することで、複数人の同時計測が可能になった。人同士の間隔が約15センチ以上離れていれば、レーダーの電波が届く範囲内では計測ができるという。

 26日に京都市左京区の京大で行われた試作機の実演では、センサーから0・8メートルと1・3メートルそれぞれ離れ、50センチの間隔を空けて着席している2人の心拍間隔(心拍数)の計測ができた。開発グループの佐藤亨京大情報学研究科教授は「センサーの小型化も実現している。照明装置に埋め込むこともできるので、日常の健康管理や見守りに使える」と話している。

 少子高齢化が進む中で持続可能な社会づくりを目指す研究を支援する国の「COIプログラム」の一環で開発した。

【 2017年09月26日 22時40分 】

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