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ノーベル賞田中さん「道半ば、さらに研究を」 大隅さんと講演

自身が所長を務める研究所の創立15周年で会見する田中耕一氏(左)と、講演者として招かれた大隅良典氏(京都市中京区)
自身が所長を務める研究所の創立15周年で会見する田中耕一氏(左)と、講演者として招かれた大隅良典氏(京都市中京区)

 ノーベル化学賞受賞者の田中耕一・島津製作所シニアフェロー(58)が9日、所長を務める同社の「田中耕一記念質量分析研究所」の創立15周年を機に京都市内で記者会見し、「血液1滴で病気の診断をするという目標は道半ば。さらに研究を頑張りたい」と意欲を語った。

 同研究所は、田中氏が2002年にノーベル化学賞を受賞したことを受け03年1月に設立された。受賞業績となったタンパク質の質量分析手法を応用し、病気の早期診断手法の開発などに取り組んでいる。

 田中氏は会見で、この15年間で研究所が40以上の研究機関・企業と連携して96本の論文を発表したことを報告し、「産学官の連携の大切さを知った。来年には新研究棟も完成し、外部との共創の加速が期待できる」と語った。

 この日は田中氏の記念講演会もあった。ノーベル医学生理学賞受賞者の大隅良典・東京工業大栄誉教授も招かれて同席し、「生物学の研究において、できそうもないことができるのは質量分析技術のおかげ。研究所がさらなる成果を挙げることを願っている」とエールを送った。

【 2018年02月09日 22時52分 】

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