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福寿園CHA研究センター

温室育ち 日本一早い茶摘みも
土を使わずに栽培された茶(木津川市・福寿園CHA研究センター)
 見学者が最初に案内されるのが、学研都市の研究施設や住宅が立ち並ぶ中で、ひときわ異彩を放つ茶園。約80の茶樹や土を使わずに水で栽培する研究などの説明を受ける。
 1990(平成2)年の設立。Cはカルチャー、Hはヘルス、Aはアメニティーを指し、茶の新しい創造を目指す意味が込められている。生産技術の研究や新製品の開発などが行われており、毎年1月には「日本一早い」とされる温室育ちの茶葉の茶摘みがある。
 一方、茶の文化的な側面の調査研究も役割の一つ。世界の茶の種類を紹介し、コミュニケーションの道具として、中国やロシア、英国など各地の楽しみ方を展示している。中でもメーンは日本の茶室体験だ。
 畳に敷かれた毛氈(もうせん)の上に、参加者はちょっと緊張気味で正座する。ふすまから亭主役の黒田霞山さん(78)が静々と現れた。「足を崩して下さい。特に男性の方は気楽に」とほほ笑む。張りつめていた空気が和んだところで、抹茶が振る舞われ、お菓子を頂く。
<見学メモ> 木津川市相楽台3丁目(近鉄京都線「山田川」駅徒歩7分)。「抹茶一服体験コース」「世界のお茶体験コース」1人500円など。午前10時〜正午、午後1時半〜4時。土日祝など休館。要予約。TEL0774(73)1200。

センター内の茶室で抹茶が振る舞われる