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グンゼ博物苑(綾部市)

時代の豊かさ映す 肌着の変遷
創業当時の機械類が並ぶ歴史蔵(綾部市青野町)
 大正初期に建てられた繭蔵を再利用した建物が、2万平方メートルの敷地に立ち並ぶ。「郡是」として振興された綾部の養蚕の歴史をしのばせる。
 グンゼの創業100年を記念して1996年、発祥の地に開設された。「歴史」「ファッション」「新機能」の三つをテーマとした蔵のある広場とグンゼの歩みなどを伝える記念館、世界各地の桑、約500品種2000本を育成する桑の苑(その)がある。
 歴史の蔵では、繭のあれこれを紹介している。手の親指ほどの大きさの繭からは1粒で1000メートル以上の糸が取れる。ただ、着物1着分(一反)を作るためには、約2500頭分の蚕が必要になるというから驚きだ。
 ファッション蔵の2階に上ると、ストッキングを履いた足が現れ、女性の脚線美を演出するグンゼの製品や技術が紹介される。ブラジャーやストッキングがカラフルになるなど、肌着の変遷で時代が豊かになっていった様子がよくわかる。
〈見学メモ〉綾部市青野町(JR山陰本線「綾部駅」から徒歩約10分)。木〜日の午前10時〜午後4時。予約不要。大人300円、大高中生200円、小学生100円。記念館は金曜のみ開館、無料。問い合わせはTel:0773(43)1050

ずらりと並ぶストッキング

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