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梅小路蒸気機関車館(京都市下京区)

汽笛鳴らして童心に帰る
往復約1キロのコースを1日3回走るSLスチーム号(京都市下京区)
 甲高い汽笛を鳴らしながら「デゴイチ」が白い蒸気の中から姿を見せる。重量約125トンを誇る褐色の巨体が、もくもくと煙を吐きながら迫ってくる様は迫力満点だ。
 日本の鉄道開業100年を記念して、1972(昭和47)年に開設された日本でも唯一の蒸気機関車専門の博物館。京都市指定有形文化財の旧二条駅舎を移築した資料展示館や国の重要文化財である扇形車庫を備え、SLの代名詞ともいえる「D51形」や特急「つばめ」、急行「ニセコ」をけん引した大型の「C62形」など、明治・大正・昭和期の代表的なSLを保存している。
 資料展示館では、SLの走る仕組みを映像や模型を使って分かりやすく解説する。また、実物大の運転室も展示しており、実際に機器に触れ、汽笛を鳴らすこともできる。訪れていたお年寄りらは「懐かしいなあ、一度やってみたかったんや」と言いながら、童心に帰って「ポォー」と鳴らしていた。
〈見学メモ〉京都市下京区観喜寺町(JR嵯峨野線「丹波口駅」から徒歩約15分)。月曜日を除く午前9時半〜午後5時。祝日の場合は開館で翌日休。年末年始は12月28日〜1月4日休み。団体は要予約。大人(高校生以上)400円、小人(4歳以上)100円。SLスチーム号乗車は大人200円、小人100円必要。問い合わせはTel:075(314)2996。

SLから出る煙を車庫の外に排出する煙突

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