京都新聞TOP > 文化・文芸・教育アーカイブ >見楽ナビ
インデックス

霊山歴史館(京都市東山区)

幕末の世界へ龍馬が案内
龍馬像に見入る観光客ら(京都市東山区)
 シリコン素材で作られた坂本龍馬像のあまりのリアルさにびっくりする。等身大で顔の日焼けや腕の血管まで精巧に再現されており、本物の龍馬が目の前にいるような錯覚を覚える。
 東山三十六峰の一つ霊山(りょうぜん)のふもとに、1970(昭和45)年に開館。日本で唯一の幕末・維新の専門博物館として知られる。
 館内には約100点の資料が展示されるが、何といっても目を引くのは龍馬を斬ったとされる刀だ。龍馬暗殺の犯人はいまだ分かっていないが、有力な説の一つといわれるのが京都見廻組説。その隊士である桂早之助が暗殺時に使用したと伝えられる刀で、刀身に残る刃こぼれが生々しく映る。
 また、龍馬暗殺の瞬間や新選組が勤王の志士らを襲撃し、一躍その名を高めた池田屋事件の様子を忠実に再現した模型も展示されている。幕末の史実がビジュアルに紹介され、分かりやすい。
 今年のNHK大河ドラマの主役となった坂本龍馬。この機会に京を駆け巡り、若くして命を散らした幕末の志士たちに思いをはせてみたい。
〈見学メモ〉京都市東山区清閑寺霊山町(京阪本線「祇園四条駅」から徒歩約20分)。月曜日を除く午前10時〜午後5時半。ただし、特別展期間中の1月〜3月は全日開館。大人700円、高校生400円、小中学生300円(入館料は特別展料金)。問い合わせはTel:075(531)3773。

龍馬を斬ったと伝えられる刀

動画はこちら