京都新聞TOP > 文化・文芸・教育アーカイブ >見楽ナビ
インデックス

世界凧博物館 八日市大凧会館(東近江市)

百畳敷に驚き 「判じもん」で脳トレ
壁一面に広がる百畳敷大凧(東近江市八日市東本町)
 館内に入るとまず、目の前にそびえる百畳敷大凧(おおだこ)の大きさに圧倒される。縦13メートル、横12メートルの大凧は少し離れて見ないと、全容がつかめないほどだ。実際に2005年から07年まで「八日市大凧まつり」で揚げられていた大凧だ。
 凧専門の博物館として1991年にオープンした。1階では百畳敷を始め、毎年のえとにちなんだ20畳敷の大凧などが展示されている。
 縦の丸骨を取り外し、巻いて収納、運搬する「長巻き工法」や図柄に沿って切り抜き、風の抵抗を少なくする「切り抜き工法」など、八日市大凧には先人から受け継いだ多くの知恵が詰まっている。その中でも、特徴的なのは絵と文字を組み合わせて意味を持たす「判じもん」だろう。
 たるに乗り向かい合うサルの下に「来」の文字を書き、「良縁(両猿)来たる(樽)」と読ませるものなど、とんちを働かせないと解けないなぞなぞのようで、考えているだけで面白い。
 2階では、日本や世界の凧600点が展示されており、さまざまな形の凧を見ることができる。丸い筒型や人型など、形にとらわれないアイデアに満ちた凧が所狭しと並ぶ。
〈見学メモ〉東近江市八日市東本町(近江鉄道「八日市駅」から徒歩約15分)。午前9時〜午後5時。毎週水曜日と第4火曜日、祝日の翌日休館。一般300円、小・中学生150円。問い合わせはTel:0748(23)0081。

向かい合いたるに乗ったサルの下に「来」の文字を書き、「良縁(両猿)来たる(樽)」と読ませる「判じもん」の凧

動画はこちら