京都新聞TOP > Ki-Yan Experience.~キーヤン・エクスペリエンス~ 京都まちなかアート巡り
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今こそ「ラブ&ピース」を! 京都発、ロックな芸術舞台

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  京都五花街のひとつ、宮川町の歌舞練場。普段は芸舞妓らが舞踊を披露する舞台が、この夜ばかりはロック全開のキーヤンワールドに変貌した。京都の街に壁画を描き続ける絵師・キーヤンこと木村英輝が総合プロデュースした舞台公演「Rimpa Rock Part2(琳派ロック パート2)」。「ラブ&ピース」をテーマに、京都ゆかりの多彩なミュージシャンやダンサー、狂言師までも登場し、音楽と歌、ダンス、絵画が融合した自由奔放な舞台を作り上げた。

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 冒頭、狂言師の茂山童司が「題目は『ラブ&ピース』。とはいえ、反戦をうんぬんする政治活動ではございません。ストレートにシンプルに、イージー、そしてフリーに『ラブ&ピース』を歌い舞うパノラマショーです」と口上を述べて始まりを告げ、京都ゆかりのミュージシャンが音楽や歌を披露した。シャンソン歌手の和サブローは茨木のり子の詩による「私が一番きれいだったとき」を情感たっぷりに歌いあげ、フラワー・トラベリン・バンドの名曲「KAMIKAZE(カミカゼ)」「HIROSHIMA(ヒロシマ)」の2曲を石間秀機のシターラ演奏、Yammy(ヤミー)のボーカルで披露。炸裂する爆音のシターラと、切り裂くようなグルーブ感のある歌声で会場を揺さぶった。「大和の響・京」による和太鼓演奏では、テクニカルなバチさばきが観客を魅了した。

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 おなじみとなったキーヤンによるライブペインティングも行われた。疾走するギターの演奏に合わせ、舞台の上でキーヤンが奔放に筆を走らせ、飛び立つ白いハトとウサギの絵を描いた。友情出演として越前屋俵太も飛び入り参加し、「ジョンレノン、マイケルジャクソン、高倉健。売れてる人間は全部名前の最後に「ん」がついてる。お前も越前屋「ひょうたん」にせえ!」とキーヤンが描いた、ひょうたん柄のジャケットで登場し、客席を沸かせた。

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 フィナーレでは今回の舞台のために京都をテーマにキーヤンが作詞し、シカゴ・プードルの花沢耕太と音楽プロデューサー長戸大幸が作曲した書き下ろし曲「平安の都 京都」を出演者皆で歌い上げた。

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【2017年06月02日掲載】