京都新聞TOP > 文化・文芸・教育アーカイブ >つじあやのKYOTO GIRLの散歩道
インデックス

つじあやの KYOTO GIRLの散歩道

(7)節分はスペシャルな日
イラスト・ナカムラユキ
 もう節分ですね。節分といえば、思い出すのは吉田神社。今じゃなかなか行けないから、まねごとみたいな節分をする。
 東京の部屋で豆蒔(ま)きを1人でする。これはもう、どういう風にやったらいいかよくわからない。とにかく豆を買おう。スーパーに行ったら結構1袋が大きい。こんなに蒔けへんし食べれへん。。
 コンビニに行くとやっぱりシングルサイズあり。さすが。よし、じゃあ蒔くか!「鬼は外! 福は内!」ぱらり〜ん。。でも蒔いた豆、そのままほっとく訳にはいかんなあ。。やっぱ拾お。蒔いて、拾う。これってどうなん? みんなどうしてるの?
 まあとにかく給食で出たのりの付いたあのお豆さんが食べたくて買ってしまうのかな。最近は東京でも恵方巻(えほうまき)がじゃんじゃん出ます。こっちも懐かしいのでつい買っちゃう。
 その年の恵方を向いて(調べなあかんなあ)1本まるまる無言で食べる。う〜ん正確な方角分かんないしそんなもぎゅもぎゅ食べれんし、結局お茶入れてテレビみながら普通に食べる。恵方巻っておいし〜。
 って、随分でたらめな節分過ごしてるなあ。でもよく考えると、昔から毎年家族や友達と吉田神社に行ってたけど、鬼やらいって1回くらいしか見てないしその記憶も曖昧(あいまい)。
 それより出店のにぎわいとか、必ず売ってた酒饅頭(まんじゅう)のおいしそうなにおいを鮮明に覚えてる。大好きな人と、いつもと違う夜を過ごす。私にとっての節分はスペシャルな楽しい夜。
 今年もおそらく「これでいいんか?」と思いつつも豆を蒔き恵方巻を食べる節分。でもまた久しぶりに、吉田神社の賑(にぎ)わいをぶらりぶらりと歩きたいな。
2009年2月2日掲載