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(2)見方や思いを変えてみる

作 品

・つくしさんアフロのかつらにあってる
綾部市・中筋小二年 立藤悠理菜(たちふじ・ゆりな)

・ひえい山春から冬のカメレオン
京都市・元町小二年 長谷川雄大(ゆうた)

・クローバーピンクだったらいいのにな
城陽市・寺田小三年 上村春花(はるか)

※第2回佛教大学小学生俳句大賞入賞作。学年は作品発表時。

ねんてん先生

 びっくりしたなあ。つくし(土筆)の頭がアフロのかつらだという見方に。そして、ひえい(比叡)山が春から冬の間ずっとカメレオンだということに。

 それで、近所の池の土手へ土筆を見に行った。土筆たち、アフロの頭をずらりと並べていたよ。比叡山も鴨川の岸から仰いだ。ところどころに桜のピンクが見えて、よく見ていると動いているようで、今は春の色になろうとする大きなカメレオンだったよ。

 上村さんのクローバーがピンクだったらいいのに、という発想にもびっくり。ある朝、クローバーがすっかりピンクになっていたら、日本の春の風景が一変するね。たとえばクローバーの多い鴨川の岸なんか一面にピンク!

 見方や思いを変えてみる。これって、とても大事なことだ。ノーベル賞級の大発見にしても、見方や思いをわずかに変えたことが発見のきっかけになっている。俳句でも同じで、見方や思いをちょっと変えると新鮮な言葉の世界が現れる。(俳人・坪内稔典)

 次回は18日掲載です。

【2009年4月11日掲載】
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