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(8)たとえ話でよく分かる

作 品

・こいのぼり空のプールにとびこんだ
京都市・山階小二年 石原海成(かいせい)

・ミニトマト花の形は星のよう
近江八幡市・近江兄弟社小五年 大西愛治郎

・豆の実がベッドですやすやねむってる
大津市・滋賀大教育学部付属小四年 西村紀子

ねんてん先生

 石原さんの句、「空(そら)のプール」という見方がすてきだ。空をプールにたとえたので「とびこんだ」という言い方も出てきたのだね。「空のプールにとびこんだ」という表現からは、こいのぼりのうれしそうな顔が見える。

 大西さんはミニトマトの花のかたちを「星」にたとえた。やがてその星が真っ赤な実になるのだね。そのミニトマト、うまそうだ。ところで、大西さん、ミニトマトは学校のみんなで栽培しているのですか。それとも、大西さんの家のトマト? ミニトマトが育ち、実が赤くなるまでのようすを、大西さん、575で次々と表現したらどうだろう。

 西村さんの豆、幸せそうだね。ベッドのこの豆は、ふわふわのさや(莢)に入ったそら豆だろうが、莢をベッドにたとえたことで、豆のねむるようすがよく分かるようになった。この句を作った夜、西村さんもこの豆のようにベッドでねむった?

 今回から男子も女子も「〜さん」と呼ぶことにした。名前の字から男女を区別するのはむつかしい。いや、区別を必要としないのが今の時代の特色なのかもしれないね。(俳人・坪内稔典)

【2009年5月23日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し、はがきは〒604−8577京都新聞文化報道部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp