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(15)夏のくだもので、さあ一句

作 品

・あさがおがあさつゆのせてにっこにこ
長岡京市・神足小2年 田中彩萌(あやめ)

・サイダーがシュワッとくる日おこられた
京都市・京都教育大付属京都小4年 水垣裕貴(ゆうき)

・ビワの実をあらすカラスはそうじしろ
京都市・京都教育大付属京都小4年 八鳥(はっとり)雅志

ねんてん先生

 田中さんの句、あさがお(朝顔)がとても生き生きしている。「あさ」がくりかえされているので、リズムがよくなったのですね。そのリズムのよさを「にっこにこ」がさらに強調しました。

 水垣さんの句、いいなあ。おこられたのだけど、いやな気分ではなく、サイダーのあわ(泡)のようにシュッワッとした気分。こんなふうにおこられたい、と私も思うよ。

 たしかにカラスには「そうじしろ」と言いたくなる。ところで、八鳥さんはビワを木からとって食べたことがある?

 私は先月、小学校6年の孫(まご)と旅をしたとき、道ばたのビワを一つ、失敬しました。孫は「ジージ、おまわりさんにつかまるよ」と警告(けいこく)しましたが。で、孫と半分こして食べたのです。後で孫から手紙が来て、「あのビワ、ちょっとすっぱくて甘くて、忘れられない味でした。ビワが好きになったよ。でも、私は14歳以下だからいいけど、ジージがタイホされないか、心配!」と書いてありました。

  びわは水人間も水びわ食べる

 これは私の句。ビワ、スイカ、モモ、ブドウなど、夏に出まわるくだものは水分がいっぱい。そんなくだもので皆さんも俳句を作ってください。(俳人・坪内稔典)

【2009年7月11日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し、はがきは〒604−8577京都新聞文化報道部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp