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(19)絵のように、夏の思いを描く

作 品

・夏の朝朝日がまぶしく目がさめる
湖南市・下田小4年 東川未来

・夏空のマウンドに立ちストライク!
湖南市・下田小4年 萩原正貴

・夏祭りきんちゃくもって行きたいな
湖南市・下田小4年 松浦桃果

ねんてん先生

 どんな夏休みであったらいいか。その希望を575音の短い言葉で表現してみよう。できるだけ絵のように希望や思いを描いてみよう。

 このような課題に挑戦したのが今回の下田小学校4年生の試みです。

 まず東川さん。たっぷりと寝ている感じがすごくいいよ。目がさめてもきらきらする朝日としばらく遊ぶのだね。もっとも、「こらっ、ねぼすけ!」とどなられて家族のだれかにふとんをまくられるかも。

 萩原さんは「夏空に白い球おいまっ黒け」とも作りました。そのまっ黒の萩原さんがマウンドに立って投げました。!(感嘆符)からはピシっときまったストライクの音が聞こえます。

 松浦さんの句、きんちゃく(巾着)という古い袋(ふくろ)がとても新鮮に見えるから不思議。松浦さんは「花がらのゆかたを着た子きれいだね」とも作りました。花がらのゆかたを着て巾着をもって、松浦さん、祭りはどうでしたか。

 私はこの夏休み、ぶ厚い本を読んでいます。メルヴィルの「白鯨(はくげい)」という小説。エイハブ船長の捕鯨船・ピークオッド号に乗って私も鯨(くじら)を追っている気分です。この船、風で走る帆船(はんせん)だよ。 (俳人・坪内稔典)

【2009年8月8日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し、はがきは〒604−8577京都新聞文化報道部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp